眼周辺の標本を作りたい! 水晶体・眼輪骨(がんりんこつ)

目玉の標本づくり!

水分が多い目玉は腐りやすく標本に残すのは大変なので、アルコールなどに入れた液浸標本が多いですが、乾燥させて残せる硬い場所が2つあります。

小さめの魚は全部食べれてしまうので、噛んでいるうちに口の中で無くなる事も多いのですが、大きなマグロの目玉や、サメの目玉は、美味しく食べた後に、記念に残せるのです。

①水晶体

ゆでると一部は白くなります。食べられるようであればガリガリたべて、硬い部分が残ったら(透明になっている事が多い)乾かします。

だいたい最初の直径の半分ぐらいになたのでこれから乾かす図↓

生のまま取り出して乾かせば、そのまま硬くなるのでそのような方法もおススメですが、収縮してひびが入ったりすることも。

↓スルメイカの水晶体は、生で取り出して乾かすとこんな感じに。

②眼輪骨(がんりんこつ)

目の周りを覆っている骨で、この中に水晶体、硝子体(ゼリー状)が入っています。

魚種によってないようなものもいます(目立たないだけ?)が、マグロやサメはしっかりとあります。軟らかい目玉を守る役割です。

コロリとした眼輪骨が欲しかったら、目玉をキレイに食べるのがポイントです。

目玉の食べ方

気持ち悪い!と思うのは見慣れない大きなサイズだから。

煮干しなどでは目玉を丸ごと食べている事を考えると、気持ち悪い!は気のせいです。

大きめの目玉は甘辛く煮付けるのがおススメ。

まずは玉ねぎを炒めて、それから身や目を入れて、砂糖、醤油、みりんで味を整えます。

モウカザメの目玉と顎肉周辺の身で煮付け。↓オマケに皮下のゼラチンも投入して出来上がり!

皮下のゼラチンは温かいとツルンと食べれます。

冷えると少し硬めになってそれも食感が楽しめます。

↓目玉を盛り付け、一番上の角膜から食べていこう!

おはしで白い水晶体を引き出すと水晶体がコロリ、硝子体がドロリと出てきます。

硝子体はツルンと食べると美味しいです!

↓眼輪骨を破壊しないように、内側の膜を箸で取ります。

この膜には光をしっかり見るための銀色のタペータムが!

このタペータムも美味しいですよ。

眼輪骨を壊さないように持ち、周囲のゼラチン質を前歯で外すように食べます。

最後の仕上げ!

水晶体もガリガリ食べて、うまかった!と皿洗いのタイミングで歯ブラシでやさしく内側外側をこすり洗い。

穴が開きそうな場所は慎重に。後ろに神経が通っていたと思われる穴があります。

マグロの場合は油が多いので洗剤を使って油分を落としましょう。

洗い終わったら乾燥させます。扇風機なども使うと素早く乾きます。

 

顎は形が変わりやすいので竹串で縮まないように固定しますが、眼輪骨はそのまま乾かしても大丈夫。

乾かす時は、広く穴が開いている部分を上にした方が水分が蒸発していきそうかな?

地面にペトッとくっつかないように、たまに裏返します。

乾燥したらあとは標本箱に入れたりしましょう。

大きさを伝えるために触っても壊れにくくするならば、レジンで固めたりしても良いですね。

目玉の構造(イメージ)

改めて、目玉でツルンと食べられる部分は硝子体(しょうしたい)です。

角膜の下に硬い水晶体(レンズ)があります。

30年前に高校の生物で牛の眼球を解剖した記憶がありますが、サメは脂分も少なくさばきやすいので解剖にもおススメです。

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