もっと手軽に魚を食べるには
魚を食べたいけれど・・・と言う方に
アンケートなどの調査では「魚料理は好き」「おさかなは体にいいからもっと食べる頻度を上げたい」、「家族にも食べさせたい」と答える人は多いです。しかし「最近魚は高いからな~」「骨があるからな~」「調理が面倒くさい」「生ごみが出る」と考えて魚を買うのをためらっている方も多いでしょう。
その悩みを解決する魔法が魚の加工品の利用なのです。
魚の加工品の事を知ってもらう事によって、魚料理のハードルを下げるヒントにしてもらえればうれしいなと思います。
ちくわの魅力
最近、いろいろな食品の値段が高騰する中、ちくわは魚や肉に比べて価格も安目ですし、骨は無いし、下処理も不要で生ごみも出ないけれど、魚であるという夢のような食材です。魚のタンパク質が凝縮された食品ですので、成長期のお子様にもおススメです。
そのまま食べても良し、穴にキュウリやチーズを詰めても良し、おでん等の煮物や、刻んでチャーハンや炒め物の具にしたり、てんぷらや磯部揚げの素材にも使えるという万能選手です。
料理検索サイトで「ちくわ」と入れれば沢山のメニューが出てきます。低価格で夕食のメインディッシュになるような料理もあり、家計の強い味方になってくれます。
ちくわって本当に魚
ちくわが魚だというと「何で?」と疑っている人はいませんか?
もちろん、ちくわがあの形で海の中を泳いではいません。
ちくわはスケトウダラなどの魚のすりみ(魚をひき肉にしたようなものだと思ってください)に塩や調味料などを混ぜて焼いたものです。
すりみの詳細については 「こちら」
ハンバーグを作った事がある人にはおなじみでしょうが、ひき肉に塩や調味料を混ぜてこねるとベトベトの状態になり、これを焼くと固くなります。魚肉にもこれと同様の性質があり、すりみに塩や調味料を混ぜたもの(練り肉)は糊のようにベトベトの状態になります。
ちくわの場合は、ハンバーグのようにフライパンで焼くのではなく、金串のまわりに円柱状に練り肉を塗り、これを炎の上で炙り焼きにします。
焼き上がったら、串を引き抜いて出来上がりです。この串を引き抜いた跡がちくわの穴の正体なのです。後から穴をあけたのではございません。
ちくわの製造風景は「こちら」 ㈱紀文食品HPへ
アニメ忍者ハットリくんを見た世代の方、愛犬のシシ丸が「ちくわ~ちくわ~なんで穴があいているの 向こうを見るためあいてるの~」と歌っていたのを聞いて、ちくわの穴から向こうを覗いて見たという経験はありませんか?