今年の一皿 うなぎ 旬は冬なの?
今年の一皿
株式会社ぐるなびによる、2024年の今年の一皿にうなぎが選ばれました。
詳細は「こちら」
水産物では2018年のさば以来のことです。
確かに記録的酷暑で夏バテ対策に例年よりうなぎ様のお世話になりました。
今年は比較的低価格で鰻重を提供するチェーン店の大躍進が話題にもなりました。
また、水産庁で行われた研究報告ではうなぎの完全養殖の実現は間近と期待が高まりました。
インバウンド観光客とうなぎ蒲焼
うなぎが今年の一皿に選ばれた理由の一つとして、インバウンド観光客からの人気という言葉も出されています。
日本発のTeriyakiは、世界各国のハンバーガーショップ等で人気の味なのです。
本場のTeriyakiとして、うなぎ蒲焼や焼き鳥を食べる事を目的に来日する観光客も多いです。
実際に食べてみて、うなぎの蒲焼の美味しさに感動して、コメントを世界に拡散してくれているという流れが今年は注目されたのでした。
冬がうなぎの旬?
うなぎの旬が夏だと思っている方も多いでしょう。
江戸時代には脂乗りが良くなる秋から冬が旬とされていました。
夏場には売り上げが落ちるので、鰻屋さんが平賀源内に相談をし、「土用丑の日」の貼紙をしたら大繁盛し、それが現在まで伝わったというエピソードが残っています。
ただ、今は養殖うなぎや冷凍品が出回り、周年脂乗りの良いうなぎが出回っています。
夏だけの食べ物と思わず、本来の旬の冬にもうなぎを食べてみたくなりませんか?
年内にもう一度、今年の一皿を食べて年末に向けたスタミナ補給をしてみてはいかが。
寒の土用の丑の日
夏の土用の丑の日だけでなく、冬の土用の丑の日にもうなぎを食べようという動きがあります。
2025年は1月20日と2月1日が寒の土用の丑の日です。
寒の土用の丑の日の取組については「こちら」
※リンク先の記事を作成した年は1/19と31が丑の日でした。
うなぎを絶滅から守るには「こちら」
蒲焼の名前の由来や背開き腹開きは「こちら」