出前授業でよくある質問・困った質問

出前授業に向かう水産関係者の皆さんへ

よくある質問、困った質問

魚のプロを困らせようと、児童からひねった質問が飛び出すことが多い質問タイム。

深く広い水産の世界は、魚種が変わると途端に答えられなくなる分野も多いです。

答えを伝えるのも一つの正解ですが、自由学習として調べ方を伝えるのも正解です。

これはいい質問だ!と感じた話や、返答例を紹介します。

魚の先生として困った質問などがあれば「こちら」からお知らせください。

 

Q:小さい魚を食べてはいけないと聞いたけど、しらす干しは? 質問者:小学校高学年

A:種類によってしっかり守るべきか、食べてもいいかを考えます。イワシの子どものしらす干しは、小さいけれど食べても大丈夫。

イセエビなど産む数が少ない魚介類は大きくなるまで獲らない・食べないのが大事です。

 

Q:今まで魚釣りで釣った一番大きな魚は何ですか? 質問者:小学校低学年

A:アラスカで体長1.2mのオヒョウ(大ヒラメ)を釣り上げて思わず「おひょう!」と言って驚いた。

 

Q:今までに食べた中で一番おいしかった魚は何ですか? 質問者:小学校高学年

A:私はいろんな魚を旬の時期に食べる度にその魚が一番おいしいいと思ってしまいます。

 

Q:赤身の魚と白身の魚と青魚の違いは何ですか? 質問者:小学生高学年~中学生

A:赤身の魚と白身の魚の違いは・・・で、青魚は・・・です。

 

Q:漁師さんの給料≒収入は幾らですか? 質問者:小学校高学年~高校生

A:給料制では一般の会社と同じように、新卒、三等、二等、一等、船長/漁労長といった経験と資格階級によって段階的に給料はアップします。船長/漁労長は部長クラスの給料をもらっているところもあります。獲高制では獲れた魚の売上が漁船の収入となり燃油代や漁具代などの経費を差し引いたものが船員に分ける給料のベースとなります。従って獲れる魚の量とその時の魚の相場価格(販売価格)によって、船の収入、船員の分け前が大きく変わってきます。 なお給料制の多くは獲高制と組み合わされているところが多いです。

借金したらマグロ船?

Q:あなたの会社(市場・団体・組合含む)の売上は幾らですか? 質問者:小学校高学年大人

A:売上は会社の規模、業種、価格などによって様々です。売上から材料代、道具代、人件費(給料)などの全ての経費を差し引いたものが利益で、この利益をプラスに維持することが会社の持続のためにも最も大切なことです。 皆のお父さんやお母さん達はそんな売上と利益を増やすために毎日頑張って働いています。

 

出前授業に向かう水産関係者の皆さんへ

小学生で習う漢字こちらで確認できます。

 

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