2018年 東京湾大感謝祭で「塩釜焼」プログラムを実施

アサリの産地を模様で当てる桝アナ

このアサリは熊本産ですね!と、模様で産地を当ててくれました!

10万5千人が来場し大盛況だった東京湾大感謝祭。大日本水産会の魚食普及センターは、「江戸前ブランド育成PT」に参加しており、30分×2日間ステージイベント時間を確保頂き、「家でも簡単に作れる!魚の塩釜焼」プログラムを実施しました。大感謝祭のテーマが「海にいいこと やさしいこと はじめよう!」であり、環境と海と食育の話と絡めるために、水産エコラベル認証のMELブースで訪問者の反応を見ながら話を組み立てました。

MEL認証のキンメダイ(右)が包まれた塩釜焼(左)。

魚食普及の目的とは?

魚食普及センターの目的の一つは、魚をたくさん食べてもらい、水産業界を元気にすることですが、結果的に関係者全員(生産者、加工者、消費者)が幸せになる事を目標に活動しています。

美味しさだけではなく、地球環境や食育と絡めた話も消費者が興味を持つ分野であり、出前授業や料理教室でもその情報を伝える中で、全てではなく一つでもヒントになって魚を一匹でも多く食べて貰えるように反応が良い内容を取り入れて伝えるように心がけています。

魚を食べる事が地球環境を守る??

地球表面の70%は海。その海から人間が食料として摂取している割合は2-3%。つまり、97%の食料はほぼ畑から得られています。人口が100億人を突破すると言われる2050年頃には、食料が7割多く必要になり、これは畑が7割多く必要になるという事につながります。海から揚がった食料を選ぶ事で、陸地の荒廃を防ぐ事につながるため、魚を食べる事が地球環境を守る事につながるとも言えます。一食一食の選択の積み重ねが関わっている事を最初に伝え、個人レベルで実施できる方法を幾つか挙げました。

①フードロスを無くすこと。

日本では1割の食品が廃棄されていると言われているが、残さず食べた分は買わずにすみ、魚の漁獲圧や畑拡大速度が緩和される。

②食べたことが無い魚を選ぶ事。

牛肉や豚肉の代わりとして魚を食べる際に、有名な魚ではなく人間があまり食べていない未利用魚を選ぶ事でその分が畑拡大のスピードを緩和する事になる。例えば東京湾で獲れるスズキ、イサキなどを知り食べる事。東京湾以外でも地元の魚を食べる事が経済を維持し、持続可能な生活を守る事につながります。

③資源管理されている魚を選ぶ事。

世界的に水産資源を守ろうという動きが広がっています。一部ではダイナマイトの衝撃で魚を気絶させて獲る漁のように、サンゴや対象以外の稚魚まで殺してしまう、環境に配慮されていない漁があり、このような漁を無くそうという動きがあります。現在世界中で140を超える水産物の認証制度があり、世界中の漁業者全体が、魚の資源を守るために頑張っているところです。MELは日本発の認証制度で、ステージで紹介した静岡県下田の天然キンメダイはMEL認証、愛媛県宇和島産の養殖マダイはAEL認証を取得しており、共に環境に配慮された方法で漁獲、養殖された魚であるため、このような認証制度のマークが貼ってある魚を購入して応援する事が環境を守る事につながります。

魚を気軽に食べるには??

包丁を使わない簡単な魚の下処理方法をマダイで実演しました。スーパーで下処理をお願いする事も一つの手ですが、家でも手軽に行えます。ウロコはスプーンで取り、キッチンばさみで腹とエラを切り内臓を取り出すまでを実演しました。下処理までは、まな板を使わずにシンク内で行うと洗い物が減り便利です。また、取り出した内臓は牛乳パックに入れて燃えるごみの日まで冷凍すると、匂わず液漏れしません。グリルで塩焼きにする際は、アルミホイルで作った舟型の中で焼き、そのままお皿に乗せて食べ、丸めて捨てるとグリルも皿も汚れずラクチンですし、洗浄水が少なくなるので地球環境に配慮した方法にもなります。牛乳パック、アルミの話は女性観覧者から多くの頷きが見られ、魚を食べる際の苦手ポイントであると実感しました。

美味しさ以外の魚の楽しみ方

食の楽しみに「見た目」や「遊び心」も含まれます。塩焼きの際にヒレを立てて化粧塩をすると綺麗に仕上がる事や、下処理済みの魚があれば塩などをこねて10分程度で作る事ができる塩釜焼を紹介しました。塩は一度きりで勿体ないですが、割って食べる事で思い出に残るため、正月や誕生日などに美味しさ同時に楽しむ事もできます。

事前に準備した塩釜焼を用いて代表で試食をする際、初日は「東京湾再生アンバサダー」の桝太一アナが飛び入り友情出演してくれました。肋骨が多くて食べにくいけれども、マグロで言う大トロ部分である腹の部分がおいしいと薦めた所、試食しながら昆布が効いていておいしいと食レポートをしてくれました。また、サプライズで塩釜焼の腹の中に隠しておいたアサリを発見した瞬間に、アサリ研究家である桝アナの目が輝き、産地によるアサリの貝殻の色の解説も行ってくれ、水産業界人だと再認識しました。

日本は資源が少ない??

日本は陸地面積では世界60位で、石油や鉄鉱石などの使用すると無くなる枯渇資源は少ないながら、実は魚資源は多い事を伝えました。海の面積は世界6位であり、上手く利用すれば永久に海からの幸を楽しむ事ができます。一人一人の選択が今後の地球、海の未来を変える原動力となれば・・・と、マイクを置きました。

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