出前授業や調理実習 試食前に準備・確認が必要な事

体験に効果絶大の試食!

実物の魚等を触ったり見学した後に試食をすると効果が高まります。

楽しく、気持ちよく、食中毒を防ぐために注意するポイント、事前準備を紹介します。

小学校、公民館など様々な調理場を経験してきましたが、中には当日ビックリ!なことも。

出前授業や講師を受け入れする前に確認しておくポイント例を参考にしてください。

①水場 水の確保(サビ)

蛇口から錆が出る場合が結構あります。

以前水を流した時期がわからない場合など、怪しい場合は全ての蛇口を5分程度流します。水がもったいないですが、安全優先です。

錆が出た。酷い場合は水を勢い良く流したり水流を変えると流れやすくなります。

逆に、お鍋に水を貯めている間に勢いを変えると錆が出てくる可能性も。

怪しい施設では、蛇口の水量を変えない状態でお鍋にいったん水をためて、底に沈んでいないか確認してから使います。

お米を研ぐ場合等に水をいきなり入れないように要注意です。

②シンクの掃除(こすりあらい)

蓋を開けて使用する場所の場合は、虫が転がっている事も。参加者が第一発見者だと最悪な一日間違いなしです。

写真はイメージです。が、こんな感じで当日コンニチハ!という事例が何回もあるので必ず全てチェックしてから児童を受け入れます。

コンニチハ!の時は熱湯でシンクを消毒したりすることをおススメします。

虫がいなくても安心せずに、水を流しながら、シンクをたわしやスポンジでゴシゴシとこすり洗いを事前に行います。

③調理器具

いつ洗ったか不明な調理器具は、事前に必ず洗ってから使います。

ホコリが溜まっている場合が多いです。フタが合っているか等、これも事前に確認必須です。

④食器類の確保

調理器具同様に食器も必ず洗ってから使います。

前任者から引き継いで、薬剤噴霧状況の把握がされていなかったりとイロイロなので。

※使い捨ての食器類使用も推奨しています。

衛生面や時間短縮から、紙皿やお箸を使い捨てにすることも手です。

小学生などで何クラスか連続して実施する場合は、水を流す音は集中力を切らしてしまいます。

・・・間伐材のお箸なら、現金化される事で林業が助かる場合もありますし、竹製のお箸は一年で収穫できて環境負荷は低いです。そのことも視野に入れると使いやすくなるでしょうか。

⑤ガス類の確保、電源の確認

ガスコンロのスイッチをひねっても火が付かない!レンジオーブンの熱がかからない!という例が多いです。大抵電源や元栓の問題です。

元栓の場所がわからない場合、元栓に鍵があると鍵の捜索が大変です。

レンジの使い方もわからない事が結構多いので、事前に火を付けたり、10分程度加熱して動くか確認しましょう。

お湯をシンクに流すと消毒も兼ねられます。

⑥刃物の確保

カギで保管している場所が多いので、一度開けてみてサビ等を確認しましょう。

研いであるかの確認は難しいかもしれません。

身近な研げる人を探すか、当日の講師の腕前に期待するか。

イザ!という時は陶器のお茶碗があれば裏側を砥石代わりにして1-2分程度で研ぐことができますので覚えておいてください。

⑦その他あると便利な用具類

キッチンペーパー、ハサミはあるととても便利です。

他に、オタマやスプーン等、実施する内容により準備をしましょう。

 

さて・・・いよいよ・・・楽しい授業の始まりです!

 

 

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