ホタテが泳ぐ?
ホタテの泳ぎ方
食べ終わった殻。二枚くっついたまま、開けたり閉じたりして泳ぐ様子を見てみましょう。
二枚貝は何もしないと開くようにできていて、貝柱が殻を引っ張ることで閉じます。
ホタテは、貝柱を引っ張って閉じるときに、2か所の隙間から水が勢いよく出ます。
バケツやボールの中で沈めて殻をパカパカ開閉すると、水が出る様子がわかりますよ。
ホタテを泳がせてみる!
生きているホタテが手に入ったら、食べる前に水にボチャンと入れてみてください。
元気なら、泳ぐ姿を見ることができる場合も。
↓水がパチャッとなった!
稚貝でも、大きめのホタテでも試すことができます。
元気がなくなると動かなくなるのでチョットカワイソウですが、食べる前の水で洗うタイミングでチャレンジ!
挟まれないように!
ホタテの赤ちゃん
4月はホタテの稚貝が売られているのをよく見ますね。大きな帆立は値段も高めで買うのに勇気がいりますが、ホタテの赤ちゃんならお財布にもやさしい!
10個で200円ぐらい。魚と同じで、黒っぽい色が空側、白っぽいのが海底側です。
1年目の大きさのところにしかフジツボが付いていないのも、おもしろいですね
これほど小さければ指でググっと開けます。お刺身で食べる白い貝柱が真ん中に見えますね!これで殻を締めているのです。
変な形のホタテを発見!
海底側の殻が割れている面白い形の帆立を見つけました。右上部分が欠けていて、左上の形が変わっています。
空側の殻がフタになるかのように閉じています。割れたままだと、その隙間から食べられてしまうからでしょうか?生き残るために帆立も必死なんですね。
ホタテの標本を作ろう!
身を取って食べた後は、殻を水で洗って干すといつでも見る事ができます。
もっとホタテが知りたい人は「ココ」をクリック!「スイカで育てるホタテ」の話がおススメ!
ホタテが生まれ変わる? チョーク
皆さんの教室にあるチョークは炭酸カルシウムでできているものもあり、ホタテの貝殻や卵の殻が使われています。
形が変わっているけれど海のモノをリサイクルしているなんて面白いですね。
ホタテが生まれ変わる? 牡蠣の家
牡蠣は赤ちゃんの時は海を漂い、くっつきやすいところにくっついて成長します。
海を漂っているタイミングでホタテの殻を海につるしておくと・・・
下のホタテの貝殻の点々が見えますか?下記の赤ちゃんがくっ付いて成長し始めたところです。
形がそのままで再利用(Reuse:リユース)しているんですね。
平べったい形と同じような大きさが揃っていることが使われる理由です。