食べ物から虫やカタツムリが出てきた?!クレームしていいの?
野菜や果物に虫がついていた!
料理をしている時に、野菜から虫等が見つかることがあります。
葉物野菜や葉や茎の根元等が多いですね。
自然の中で太陽の光で育つ以上、虫が飛んでくるのは当たり前なのでゼロにはできません。
料理をしている人に言わせると、洗えばいいじゃない!という結果でその通りですが、我が家の日常で見かけた例を紹介します。
レタスからカメムシ
肉食のカメムシは、野菜の上にいるイモムシ等を食べます(ストローのような口で体液を吸います)。
触ると臭いにおいを出すカメムシに感づかれないように、切り取った茎にソッと移動させて、ベランダのプランターへポイ。カメムシが付いていた外の葉はレタスチャーハン、内側はサラダにしました。
柿からテントウムシ
私はヘタをパキパキ折ってから四つに切って皮をむきます。
ヘタの陰からテントウムシが二匹出現!寒い冬、テントウムシは成虫で越冬します。
風や雨の影響がないカキのヘタは素敵な隠れ家なのです。
テントウ虫は苦い汁を出すこと、可愛いので潰さないでよかったとホッとしながら、そっと取り外しベランダに逃がし、皮をむいたカキはそのまま食べました。
ロメインレタスにカタツムリ!
アジサイの季節に発見!当時5歳の子供に伝えたら「飼いたい!」とのことでお買い上げ。
お会計で気づかれて『申し訳ありません、お取替え致します』「いいえ、飼いたいので、このままでお願いします。」というやりとりがありました。
帰宅後すぐにカタツムリを飼育ケースに移動して、レタスはマヨネーズで炒めて食べました。
カタツムリ系は寄生虫リスクがあるので加熱です。
カタツムリはニンジンを上げると赤いウンチ、卵の殻を上げると白いウンチを出します。
カタツムリって・・・人と違って面白い!と思った方は、ぜひ沖縄の郷土料理である「イカスミ汁」を食べてみてください。
翌日以降、カタツムリも人も同じ生き物だ!と感じられます。
自然の栄養や力を利用して食べ物ができる!
魚に限らず、農作物も自然の中で育てて人が利用するので、たまに迷い込む子たちがいても、まぁ仕方ないよねと考えてもいいのでは?と思います。
釘が入っていた!とかは、よくないですけどね。
チョット嫌だなという不快なものと、安全面で危険なモノと、両方ないほうがいいけれど、どちらもゼロにするのは、人や自然が関わる以上難しい面もあります。
室内の水耕栽培の野菜しか食べない!等だと虫とは無縁の食卓になるかもしれませんが、値段はあがるし、食べられる食材の種類もごく少量になってしまいます。「貝の真珠」等のように絶対に無くせないものもあるので、どこまで折り合うかも大事なポイントです。
モノから受ける気分は人それぞれ(海外の事例も参考に!)
訴訟大国アメリカの場合、経済効率も考えた上で、昆虫の混入はこの程度まで許されるという基準があります。
「ピーナッツバター100gの中に、缶詰トマト100gの中にミバエの卵5個と幼虫1匹もしくは幼虫2匹まで昆虫断片50個以内、カレー粉25gの中に昆虫断片100個・・・」といった具合です。
「殺虫剤を増やせば混入は防げるが、無害である自然由来の混入と殺虫剤を置き換えることはよろしくない」という考え方ですが、消費者がメーカーを選ぶので、当然ながら混入しないように各現場で努力は行いつつ、アレルゲン等の死亡例がある物質の混入防止にヒトの手を割く考え方です。
日本では法律上の明確な基準はありません。そのため、虫やビニール混入で数十万食分の食品を回収という事が生じます。
害が無くても安心安全のために完璧を目指したり、ブランドイメージを守るためなど様々な思惑もあると思いますが、人が作る以上、完璧はありません。
就業人口が減り、物価も上がる中で、どこかに限界が出てしまいます。
野菜の場合、虫はもちろん、地中の根菜はミミズがタッチしたかもしれません。
蜂蜜は、ハチが集めてきますが、気にする人はほぼいません。
虫が気持ち悪いと感じる事と、1歳未満は蜂蜜を食べると死亡する可能性があるので食べてはダメ‼とを考えると、重要度は圧倒的に後者のハズですが、どうも逆になっている場合が多い気がします。
虫が顔について喜ぶ人もおり、カタツムリを選んで野菜を買う人もいます。
そんな感じで、気分は気分として、加熱すれば安全!と信頼・判断して美味しく食べたり、髪の毛ぐらいなら「家族が作った料理に入っていたら、激怒するか、横によけて何も言わないか」等の基準で考えると丸くおさまる事もありそうと感じたりします。
そのようにすることで、無駄になるものも少なく、イライラする事も減り、日常も楽しくなるのではないでしょうか。
魚の場合、ウオノエ等ビックリするけれど自然界では当然のことですし、食べるとおいしかったりします(焼いてくださいね)。
雄雌の夫婦セットなので、「鯛の福玉」として縁起物扱いです。
もしかするとお殿様に「無礼者!」と打ち首にされないように、下々の人間が機転を働かせた結果の説明なのでは??と昔のクレーム対策ではないかと想像してしまったり。
江戸っ子であれば、そんな洒落っ気があっても不思議ではないのかな・・・・。










