アサリや貝で、ジャリッとするのは砂ではないの?

ジャリッ、ガリッとする不快感の正体・原因

砂抜きを頑張っても無くならないあの食感の正体は大きく3つ。

①割れた貝殻、②砂抜き、③真珠です。

割れた貝殻は、最初にすり合わせて洗う時に割れている貝があったら集中して探せば見つけられます。

砂は砂抜きや分解してとります。

それでも取りきれない場合は、貝殻でも砂でもなく、身の中の真珠の可能性が。

そっと口から出して、砂粒なのか、表面がツルッとした真珠なのか確認してみて下さい。

貝殻を作りながら成長する貝は、体に異物があると、貝殻成分で周りを固めてしまう場合があり、それが真珠になります(真珠養殖は、この性質を利用!)。

真珠の色は、貝殻の内側と同じ色になることが多く、アコヤガイはキレイな虹色に。

↓アサリやカガミガイは真っ白で・・・ツマラナイ??

↓キラキラの虹色もあれば、赤っぽいトリガイも。

ハマグリやホタテやツブガイや・・・他にもいろいろな貝の真珠は・・・「こちら」から!

真珠なら少しは許せる気になってきますよね??

ジャリッとしたくない!砂対策

アサリなどの生きた貝の砂抜き方法は、「生きていた場所の水温で、暗い場所に静かに放置して呼吸させて体から砂を出します。砂をもう一度吸い込まないようにザルの上で砂抜きする」のがコツです。

ただし、貝によっては砂抜きできない種類もいます。

水の中のプランクトンを食べる貝は砂が身体に入り砂抜きで獲れますが、砂と一緒にエサを食べるタイプや完全に砂に潜るタイプは砂が出るまでに時間がかかったり砂が多過ぎる場合があります。

その場合は分解が一番。諦めずに美味しく食べてください。

マテガイは「こちら」から

カガミガイは「こちら」から

食べる時の砂やジャリッとした食感を避けるポイント

お味噌汁のお鍋の底の砂が溜まっている場合に備えて、器に注ぐと、お椀から飲むときも最後は注意です。

※砂の中から真珠が見つかることもあるので、宝探しタイムです。

口に貝を入れて、思い切り噛まずに少しずつ噛み、ジャリっとしそうだったら1‐2ミリ隙間を残した状態で飲みこんでしまうのも手。危険な大き目の貝殻には気づいてお皿に出せるので、害はなく、不快感も軽減されます。

ただ、砂ではない真珠は身の中にある場合に厄介です。

加工品なら、エックス線異物選別機で発見・除去できる場合もありますが、生きたアサリで作ったお味噌汁ではジャリっとしてしまう場合もあるかもしれません。

貝の真珠は取り切れない!そういうモノなのです。

でも、砂ではないと知れば、ちょっとは許せる気になります・・・よね??

「砂抜きしてないアサリを売りやがって!けしからん!」等と怒らないでくださいね。

自然のものなので、仕方なしと思える世の中になってほしいなぁ・・・。

 

さて、貝が気になってきた方は「こちら」の写真から種類まで知ってしまいましょう!

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