水産物の水銀摂取リスク
妊婦さん向け水銀情報
水産物の水銀摂取のリスクについては、厚生労働省から「こちら」妊婦さん向けに魚種別にわかりやすいパンフレットが発行されています。
食べすぎた場合に赤ちゃんへの影響は?
音を聞いた場合の反応が1/1000秒以下のレベルで遅れる可能性があるという点です。
生まれてくる赤ちゃんの事を思うと少しでもリスクは低い方がいいのですが、魚を食べないと、それはそれで栄養面での生育や、DHA等の脳の発達も心配です。
幸いなことに、一週間に一回程度であれば大丈夫なので、自分が住んでいる地域で売られている魚介類を確認しながら、特定の魚井集中せずにバランスよくいろいろな魚を食べるのがおススメです。
クジラやイルカは大丈夫?
クジラやイルカ等、食物連鎖の頂点にいる海洋生物には(メチル)水銀が多いといわれており、上記パンフでもイルカの名前が見られます。
和歌山県太地町は伝統的にクジラ・イルカ漁が行われ、住民も地元の食材として漁獲物を利用しており、その水銀摂取が健康被害を起こすのか研究が行われてきました。2019年10月に環境省国立水俣病総合研究センターが研究結果を発表し、ヒトへの健康被害の無いことが報告されています。
ですので、そこまで心配することはないけれど覚えておく程度で大丈夫です。
国立水俣病総合研究センターの年報:[3.曝露・影響評価グループ(3)クジラ由来の高濃度メチル水銀の健康リスク評価]に掲載
発表にかかわる日刊水産経済新聞の特集記事(2019年12月25日)