千年に一度しか取れない?激レア千年鯛(センネンダイ)が食卓に!
千年鯛(センネンダイ)とは
フエダイの仲間。日本だと鹿児島の島々や小笠原諸島に生息している魚です。
名前の由来は、千年に一度しか取れないぐらい貴重な魚!という意味で、千年生きる鯛という意味ではないようです。長寿で有名なニシオデンザメでも500年ほど。
まだまだ若い個体。水族館で泳いでいた50cmちょっとの子。
尾の模様も美しいです。大きくなると筋が薄くなって全体が赤っぽくなります。
とても美味しいと噂では聞くセンネンダイ、食べてみたい!でも、日本では鹿児島よりも南の海でわずかに水揚げされる程度で東京ではめったにお目にかかれず。
ある日、浦安の鮮魚店「泉銀」さんに13.5kgの立派なセンネンダイが入荷したと情報が!これは絶対に手に入れたい!と開店と同時にお店へ
一尾欲しいが、1キロ数千円×13.5kg…とても手が出ない。そもそも私以外にも欲しい方がたくさんいるということで、今回は切り身とお得なヒレを購入。
このヒレの付け根の身は、ヒラメだとエンガワ、カジキだとハーモニカと呼ばれる部分。絶対美味しいからお買い得だな!って思いながら、帰り道はどんな料理にしようかセンネンダイで頭いっぱい。
ヒレを広げて見ると、見たことない模様と色合いでこのまま保管したいぐらいの高級感。
切り身は皮目を炙ってお刺身に。(センネンダイは写真一番下の4切れ、真ん中の白子はメジナ!)
脂は少なめだが、噛めば噛むほど味が出てくる。魚本来の旨味の強さは他の魚と比べても濃い。
ヒレの付け根の身。これが絶品。脂がにじみ出て、塩焼きにすることで旨味もしっかり感じられる。エビカニに似た旨味があり、体色が真っ赤だし、きっとエビやカニが大好物なんだな。
お吸い物もセンネンダイの旨味が溶け出し、染みわたる美味しさでした!
千年鯛を養殖!
最近、養殖魚としてもお店に並び始めました。
鯛やトラフグも、昔は高嶺の花でしたが、養殖技術が発達してから我々の食卓にならぶようになったように、皆さんが千年鯛を食べられる日も近い事でしょう!