おいしいウニ丼を食べたい! ウニの種類や違いを知りたい! 

ウニを知りたい!

高級でなかなか買うチャンスがないけれど、種類もわからなければ・・・・瓶詰め、塩水ウニ、板ウニの違いが判らない!

トゲのあるウニは見たことがあっても、その中身を食べた事は・・・あまりない??

たまに食べるウニ丼やパスタは何ウニ??

毎日相場が変わる高級商材のウニ。イザ!という瞬間のためにイメージトレーニングしておきましょう。

まずは種類と住んでいる海域をザックリ把握から!

主な食用ウニ6種類

食用でウニと書ける種類は、①オオバフンウニ科、②ナガウニ科、③ラッパウニ科です。

もっと細かく見ると、エゾバフンウニ、バフンウニ、キタムラサキウニ、ムラサキウニ、アカウニ、シラヒゲウニの6種がメイン。

北の海にバフンとムラサキ、東京より南のアカ、沖縄はシラヒゲ!といった具合。

海はつながっているのでざっくりと・・・でご勘弁。

バフンウニ (オオバフンウニ科)

緑から茶色。トゲは短く、饅頭の形。

馬のフン(馬糞)の色や形に似ている事から名付けられた。狐に化かされて饅頭を食べていたつもりが、朝起きたら馬糞だった・・・という話からも饅頭と馬糞の形が似ている事は分かりますね。

え!食べ物に💩なんてヒドイ!と思わない事。名前が付けられた時代、馬糞は重要な肥料として使われていたので、💩ウニというイメージよりは、肥料ウニみたいなイメージだったはず。肥料というよりは土みたいなイメージだったのかなと思います。

エゾバフンウニ (オオバフンウニ科)

緑から茶色。トゲは短い。バフンウニよりちょっと大きい。

ムラサキウニ(ナガウニ科)

黒い。長いトゲを持つ。

左がバフンウニ、右がムラサキウニ。

キタムラサキウニ(ナガウニ科)

黒い。長いトゲを持つムラサキウニよりちょっと大きい。

アカウニ (オオバフンウニ科)

赤みがかった針。西日本で多い。

シラヒゲウニ (ラッパウニ科)

沖縄でよくみられる。赤と白のトゲが混じる。

海では、葉っぱなどを触手で体の表面にくっつけて目立たないようにしている事が多いです。

↑石を体にくっつけています。

 

これらの食用と合わせて、日本近海には170種類ぐらいのウニがいます。

ガンガゼは・・・磯でも見ることができますね。触るなよ!絶対触るなよ!

よく見る箱ウニ、塩水ウニに瓶詰ウニ。流通形態の違いは?

種類が多いうえに、瓶に入っていたり、海水に入っていたり、木の枠に置かれていたり。

お好みや食べ方によって違うので、お値段と合わせて選びましょう。

生ウニ

瓶詰:牛乳瓶に、ぎっしりと詰まったウニ。塩水ありタイプと無しタイプがある。無しタイプは味が薄まらない!と人気。

塩水ウニ(エンスイウニ):海水と同じ濃度の塩水につけられている。

ぎっしり氷をつけてくれました。

葉っぱが大きく開いてます!等と表現。

塩水の中なので運んでいても形が保たれる。ざるが付いているので引き上げて食べる。

板ウニ(箱ウニ)

パッと使いやすく、よく見るタイプはこれかな?

幸せな瞬間。少人数なら喧嘩になりませんが・・・・。

色と形を保つためミョウバンが使われている場合も。

ミョウバンって食品添加物??

はい。ミョウバンは、たんぱく質を固定する役目があるため、色持ちをよくしたり、形を保ったりする役目を果たします。確かに見た目は大事。運んでいるうちに身が崩れては売れないでしょうし・・・。

添加物と聞くと、え??と思う人もいるかもしれませんが、人間の工夫と知恵なので安心して大丈夫です。

でも、どうしても気になる人は、塩水ウニや瓶のウニをおすすめします。

お値段がお高い分、元の生活には戻れないほどの幸せを感じてしまい、値段の違いの意味を実感して・・・後悔するか、目覚めるか・・・・。

魚食担当の某妻は、ウニが苦手でしたが、塩水ウニを食べて「これならどんぶり一杯いける!」という・・・はんのウニ。食べさせたことを後悔しています。

加工ウニ

日持ちがしないウニは、日持ちを良くしてより遠方でも食べられるように加工する場合もあります。

干物同様、水分を無くすために熱で水を飛ばしたり、塩で水を抜いて、菌が増えなくして保存性を高めるのです。

焼きウニ:加熱してあるので菌が減っており水分も減ることで日持ちします。

塩ウニ:塩分を合わせて菌が自由に動き回れなくすることで日持ちさせます。

表示基準 見てわからないので・・・消費者を守るために法律があります!

「粒ウニ、練りウニ、混合ウニ、うにあえもの」はウニがどれくらい入っているかで違います。

塩がたくさん入っていても、ウニが少しでも入っていれば塩ウニだ!と言われたら困ります。お土産だと味見もできないし・・・。そのため、表示されている言葉で見分けられるルールがあるのです。

粒うに:ウニに塩を加えたもので塩うに含有率が65%以上

練りうに:粒うにの練りつぶしたもの

混合うに:塩ウニ含有率が50%以上65%未満で練り潰したもの

うにあえもの:塩ウニ含有率が15%以上のもの。

※「塩ウニ含有率」は、ウニがどれくらい入っているかという計算方法です。

 

フムフム。どれが一番おこのみかは・・・皆さん次第!一度食べて苦手!と諦めずに、イロイロ試してみてくださいね。

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