地産地消や国産国消を進めるメリットとは?

地産地消とは?

地物で生産された食料などをその地域で消費するという考え方です。

地元のお魚!とか、江戸川区の給食で小松菜メニューなど。

国産国消とは

地産地消よりも範囲が広くなり、国内で消費されるものを国産で賄おうという考え方です。

鮮魚はほとんどが国産! 主食のお米をしっかり食べよう!などです。

 

いずれも、選べるならば積極的に地元や国産の食材を優先して食べよう!という意味合いです。

海外産が危険だから・・・等の考え方ではなく、自分の地域や国の生活を守ることにつながります。

どの国も考えている自分たちの幸せな生活

自分たちの生活を守ることはとても重要で、最終的に住んでいる地域や国が元気になります。

そのため、どの国でも自分たちの未来のことを考えて積極的に選んでいます。

海外のモノを買うと、その分だけ日本国内の仕事が無くなり、海外の会社が元気になります。

食料は国内だけでは賄えないので海外産も必要ですが、優先順位をつけるとしたら、自分の地元や国が幸せに生活できるように選ぶことが大事なのです。

自分たちの地元や国が元気になる!(経済面)

物が売れると、生産者が元気になります。

畑や工場の維持や拡大、船を新しくすることにつながりますし、魚や野菜を並べたり運ぶ仕事も増えます。

そこで働けると、そこに家を建てる人も出てきます。逆に仕事がないと、生活ができないのでその地域は元気がなくなり、最終的には無くなります。

自分たちが住んでいる地域の仕事を自分の地域や国で作り出すことになるので、自分たちの生活が守れることになるので、地元のものを選ぼう!という事です。

文化が守れる!(文化の継承)

食べ物も作り続ける事ができるのでその土地ならではの食文化が守られやすくなります。

その地域特有の魚や野菜があることで、伝統料理が作られ、食や文化の豊かさにつながります。

治安の悪化が防げる

人がいる事で、治安の悪化も防げます。

国境を守ったり、密漁を防ぐ役割も果たす漁師さん、人がいるだけで防犯になることもあります。

鮮度がいい!

距離が短いという事は鮮度がいい!という事。単純ですが、大事な事です。

↑朝定置網に入っていた魚がお昼にお店に並んだら、これは嬉しい!

都会に持って行くと、輸送費で高くなり、時間もかかるため鮮度は落ちます。

高く売れるものは都会へ。不揃いなサイズの魚を地元で消費すると、一番もうかる?等と考えたり。

持続可能な生活につながる

お財布にやさしいので、値段が安い海外の食品を選びたくなりますが、一度なくなった畑や港、工場を新しく作るのは大変です。仕事が無くなって人が離れたら、新しく作る意味もなくなってしまいます。

そうならないように、毎日の食品を地元のもので賄う事が、自分の地域を自分達で守ることにつながります。

食料安全保障につながる

どの家もどの国も、自分たちの家族や国が大事で優先するのが当然です。

大規模な天候不順や戦争などで他の国から突然食べ物が入らなくなるかもしれません。

そんな場合に備えて自分の国で食べる分は自分達で準備しようという「食料安全保障」という考え方もあります。

フードマイレージが短い!余計な燃料を使わない!(CO2削減)

フードマイレージとは、食料が作られた場所から食べられる場所までの距離の事。

遠くの国の食べ物を運んでくるのは、船や飛行機の燃料を使います。

近い場所の方が、燃料を使わず環境にやさしいのです。

日本の土地や海だけでは日本に住む人の食料を確保するのは難しいのでゼロにはできませんが、国産で賄えるならば、最小限にする方が望ましいのかもしれません。

鮮度を守るために飛行機でボストンからマグロ、博多からネギが運ばれる場合もあり、それぞれの地域の頑張り、そこでしか取れないモノだからこそ必要な方法でもあります。

悪い事がわかりやすい?

地元ならこの工場で生産しているんだな!などと前を通りかかった時に考える人もいるでしょう。

逆に近所の会っているかもしれない人が使う・食べるとわかっていれば、地元でズルや悪い事はしにくくなります。

逆に、値段だけで選ぶと、無理をして安い値段にしたり、悪い事やズルをして見せかけの値段にしたりしてしまう場合もあるので、適正価格は重要です。

国産国消?「MADE in JAPAN」?

テレビなどで有名な「MADE in JAPAN」。どちらかというと機械系に多いイメージで、車、バイク、時計、眼鏡などがありますが、最近はメロンなど果物や野菜にも広がっています。

 

海外ブランドのバッグや車が好き!という人もいるでしょうが、自分たちが住む日本の将来を考えて何を選択するか、という事もカッコよさの一つかもしれませんね。

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