一番マグロとは? なんでそんなに高くなるの?

一番マグロ 値段の推移

西暦何年   キロ単価    重量    一尾の値段

2009年    7.5万円   128.4Kg     963万円

2010年     7万円   232.6Kg   1628万円

2011年    9.5万円    342Kg   3249万円

2012年    21万円     269Kg   5649万円

2013年    70万円     222Kg  1億5540万円

2014年     3.2万円     230Kg     736万円

2015年     2.5万円    180.4Kg     451万円

2016年      7万円     200Kg   1400万円

2017年    35万円     212Kg   7420万円

2018年      9万円     405Kg   3645万円

2019年    120万円     278Kg  3億3360万円

2020年    70万円     276Kg  1億9320万円

2021年    10万円    208.4Kg     2084万円

2022年      8万円       211Kg     1688万円

2023年    17万円     212Kg         3704万円

2024年     48万円      238Kg  1億1424万円

2025年     75万円      276Kg  2億700万円

2026年   210万円      243Kg  5億1030万円

2011年のみ、北海道の戸井産、他は青森県大間産です。

一番マグロとは?獲れる海域や魚種は決まっているの?

初競りでキロ単価が一番高いマグロが一番マグロです(魚市場では、一尾の値段ではなく重量で価格が決まります)。

冷凍でも養殖でもない天然の鮮魚に高値が付くので、初競りに間に合うタイミングで獲られた、天然のホンマグロ(クロマグロ=タイヘイヨウクロマグロ)で、確率的に、はえ縄漁で獲られた個体になることが多いです。

正月頃は津軽海峡の大間周辺に太ったスルメイカが集まり、イカ目掛けてクロマグロが集まり、バクバク食べてイカ肝臓の脂肪によって大間の黒鮪に脂がのるため特にウマイと人気です。

ちなみに、海峡を挟んで北側が戸井、南側が大間です。

一番マグロの目利きとは?

大きければ良いというわけではなく、毎日マグロを見ている仲卸さんによって、体系や色などで一番良いマグロが選ばれます「目利きの方法はこちら」

競りは、競争なので、「その値段で買いたい!」「その価値がある!」と考える人が二者以上で競り合わないと値段は高くなりません。

ちなみに2026年の二番マグロはキロ単価1万円で一尾275万円で競り落とされました。

魚市場では、大卸さんが競りにかけて仲卸さんが購入して、お寿司屋さんなどに販売するのが一般的ですが、店舗数の多いお寿司屋さんやスーパー等は仲卸さんを通さず買う事ができる「買参権(ばいさんけん)」というしくみもあります。例年一番マグロを競っているのは、買参権を持っていたり、お寿司屋さんと協力して競っている会社のため、BtoB(企業間同士の商売)のみならずBtoC(企業から消費者向け)の効果を持てるのが特徴です。昔ながらの仲卸さんはBtoBの商売なので、競り落す価格帯の感覚が異なるという意見もあります(マグロを扱っているから儲けている!というわけではないのです)。

100Kgのマグロ。何人分のお寿司になる?

マグロの頭や骨は全体の半分ぐらいの重量。

さばいただけで50Kgに減ってしまいます。

一貫のネタは15gぐらいなので、50,000g÷15=3,333貫分のお寿司になります。

一人一貫だと3000人分、2貫食べると1500人分です。

200Kgだとその倍のお寿司ができる計算です。

キロ単価1万円のマグロ。お寿司一貫にすると、いくらぐらい?

複雑になるので、人件費や運賃も含めずに、大トロ等の部位も考えず、単純に身の重さだけの値段として・・・ですが、まず、さばいただけでキロ単価は倍の2万円/kgになります。

お寿司のネタ一切れ15g換算とすると、一切れ300円ぐらいになります。

2025年のマグロの場合、キロ単価で210倍なので一切れ6.3万円!というお値段に。

一切れ20gの場合は・・・8.4万円!

美味しそう!

そもそも・・・初競りは、なぜ値段が高くなるの?

今年1年頑張る!

お正月でおめでたい

世の中を明るくしたい!

うちはいいマグロを仕入れてるよ!というPR

等々、様々な思惑があります。

この金額になると、思い切りの良さも必要で、短時間でプライドがぶつかり合います。

話題になることで、競り落とした会社だけでなく、どんな人がマグロを釣ったのかも分かるので、水産業の中にいる立場としても嬉しいです。

寒い中、頑張って釣ったのかな?「青森の海水温は何℃なの?」など考えるチャンスにもなりますね。

他の初競りは?

2025年のウニは400gで3,500万円。8.75万円/1gというお値段。

メロンなども初競りで2玉で500万円など値段が付いたりすることもあります。

2019年の夕張メロン。セリの前に写真撮影。セリ後は・・・人だかりで撮影できず!

茎だけでも残しておきたい!

 

というわけで、値段だけでなく、どんな場所で獲られたか、そもそも何まぐろなの?等も思いめぐらせてくださいね!

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