ヤガラをさばく アカヤガラ、アオヤガラ、ヘラヤガラ
矢の棒部分のように長い矢柄(ヤガラ)
長い部分をどうにかしなければいけないヤガラ。まずは不思議な形と長さで楽しみましょう。
口は広げるて水と一緒にエサを吸い込むため、ガバッと開きます。
水の中で開いてみても面白いです。
不思議な形に、興味津々。ひとしきり楽しめたら・・・・いよいよ
さばく!
長い体でも、口やお尻があります。尻びれ前のお尻から顎下まで切ります。
エラや内臓を取り、食べられる浮き袋、肝臓、腸、心臓は水でキレイに洗ってみました。
顎下部分から見ると、指の部分までは頭の骨で切れません。
軟骨部分は軽く切れるので軟骨に刃を当てて頭を落とします。
身体も適度な大きさに軟骨部分で切ります。
こんな感じで20㎝ぐらいに切れば三枚おろしも簡単です。刺身に!
頭はスープに。しっぽは塩焼きにしました。内臓は適度に切って塩焼きに。
ヘラヤガラは食べられるか?
食用に出回るヤガラはアカヤガラかアオヤガラです。
ヘラヤガラは小骨が非常に多く、食べるのは困難ですが、味はとても美味しいです。
赤と同じく口もバカっと開きます。
チャンスがあれば、食べて欲しい魚です。
三枚に下ろしてから同じく骨が多いクロシビカマスのようにスプーンで肉をそぐか、焼いて口の中を骨だらけにしながらワイルドにお皿に骨を出すかですが、旨味はなかなかのものです。
アカヤガラとヘラヤガラの見分け方
アカヤガラとアオヤガラはおびれの中心から糸状のシッポがあるけれど、ヘラヤガラにはありません。海で見かけたときは、食べにくいけど獲るか?頑張ろう!と心に決めてから突くことになります。
他の色々な魚介類のさばくコツは「こちら」で。