サザエのつぼ焼きが苦い!腐っているの?なんで苦いの?

サザエの黒い汁は腐った状態?いいえ!

サザエの鮮度が悪くなって腐った場合、食べていいのかな?と考える必要もないほど、強烈な匂いがします。間違えようがないです。

サザエは大抵「活」で売られていますし、弱っていたとしてもシッカリ冷やされているので腐っているサザエを手にすることはまずありません。安心して食べてくださいね。

じゃあ、結局黒い汁の正体は??

つぼ焼きの黒い汁が苦い!

醤油を入れてないし、焦げているわけではないのにサザエのつぼ焼きの汁が黒い!そして、全体が苦い!苦くない場合もある。

つぼ焼きを焼いている時に出てくる黒い汁はハカマなど外套膜の苦い部分が溶けだしているため苦みが全体に広がっている場合があります。食べても問題ありませんが、避ける方法は無いのでしょうか??

個体差によって苦みも異なりますが、一度茹でて取り出してから苦くない部分を殻に入れてツボ焼きを作るのがおススメです。

サザエの苦いのはなぜ??苦みを無くせないの?

サザエは硬い殻以外に身を守る方法として苦い部分があります。

ハカマ(外套膜)部分はサザエが歩く時に外に露出して、魚等にかじられる可能性がある部分なので、食べられないように特に苦くなっている部分なのです。サザエが身を守るために苦いのが当たり前なのです。

ピンセットでつまんでいる部分がハカマ。特に苦い!

黒い表面部分さえ薄く切り取れば苦みは無くなるので、苦くない部分はお子様が、苦い部分や内臓を貝好きが食べれば、皆幸せです。

黒い部分が全て苦いわけではありません。切り取ってはかじり、を確認しながらどこまで取り除くか試してみて下さい。

お刺し身の場合はブラシで黒い部分をゴシゴシこすることで苦みが軽減されます。

 

殻に完全に入っている白い貝柱部分は苦みが無いので、始めてサザエを食べる人にはおススメの場所。

そこだけを食べるのも手ですが、8割を捨てることになりもったいないです。

貝好きは自分が食べる分が増えるので、率先してさばく係になりましょう。

↓苦い部分、内臓を食べないと可食部は半分以下になります。

普通?は、右三部位を食べる人が多いけれど、実際は全て食べられます。

左側を食べないとサザエの半分近くを捨てることになります。もったいない!

家ではアルミを敷いてグリルで焼くとうまく作れます。

苦いのをわざわざ食べるなんて・・・

苦みはビールやゴーヤと一緒で元々サザエが持つ成分で、悪くなったわけではない。

魚等に食べられないように苦みがあるのかな?そんなことを考えるだけでも安心して食べられます。

砂利っとするのも砂ではなく、歯舌(しぜつ)だと分かれば不快感ではなく食感になります。

 

食べられる部位の、より詳しいさばき方法は「こちら」から。

 

苦みの理由を知るだけで、安心して食べられます。

覚えるのが大変なだけど、知ると楽しいのも水産物の醍醐味です。周りに伝えて下さいね!

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