牡蠣はなぜ海のミルクと呼ばれるの? Rが付く月は食べてはダメ?

海のミルク カキ

牛乳のように栄養がたっぷりで白いので海のミルクと呼ばれるカキ。

魚の名前やあだ名には諸説ありますが、牡蠣はなぜ「海のミルク」と呼ばれているか不思議ですね。

由来を考えてみましょう!

カキの色を考えてみましょう。

貝殻は茶色がかった色ですが、中の身は、乳白色で牛乳のようです。!ミルクだ!

栄養

日本食品標準成分表で比較したところ、牛乳と下記の成分は全く違いましたが、栄養がある!という点で海のミルクと呼ばれるようになったと考えられます。

参考として気になる成分を表にしてみました。

たんぱく質 カルシウム マグネシウム 亜鉛 ビタミン
B12
葉酸
牡蠣 6.9g 84 mg 65 mg 2.1 mg 14.0 mg 23.0μg 39μg
牛乳 3.3g 110mg 10 mg 0.02 mg 0.4 mg 0.3μg 5μg

カルシウムは牛乳が多いですが、他の成分は牡蠣に軍配が上がりました。

鉄分や葉酸は女性におススメですね。

が・・・100gあたりなので、牛乳はゴクゴク飲めますが、牡蠣を100g食べるのはなかなか大変です。

バランスよく、が大事ですね。

※日本食品標準成分表を使った栄養成分の調べ方

文部科学省が「日本食品標準成分表」を定期的に更新しています。

「こちら」から「8訂(8回目の訂正というよりは修正)」を見ることができます。

上から2つ目の第2章(データ)の中に、可食部100gあたりの標準的な栄養が書かれています。

パソコンで調べる場合は、「Ctrl」と「F」を押すと調べたい単語を検索出来てラクチンです。

Rの付かない月は食べてはいけない?

英語でRが付かない月は、5-8月(May,June,July,August)

この時期は牡蠣が産卵するので栄養が取られて美味しくないからと言われています。

ただ、現代は冷凍の牡蠣なども出回っているのでRが付かない月でも美味しく食べることができますね。

ただ、マガキと違って岩ガキ(夏ガキ)は産卵期が8-10月で旬が5-8月。イワガキをみて、食べちゃダメな月だ!と考えないように!

大量の牡蠣殻の行方

牡蠣は重さの80%強が貝殻です。身を取り出した後に、15万トン以上の殻が出てきます。

カルシウムが含まれる牡蠣殻がどの様に使われるか紹介しましょう。

土壌改良剤:として細かく砕いて農地に撒くことで酸性の土が中和されます。

養鶏用の資料:鶏卵はカルシウムが必要なので、エサに混ぜて食べさせることで卵の殻が

このように、食べられた後の殻もシッカリ使われているんですね。

他にもこんなに牡蠣情報

日本牡蠣大使立候補中 市川美織さんによる料理教室は「こちら」から!

生食用の牡蠣と加熱用の牡蠣の違いは「こちら」

牡蠣だけではなくてお魚もバランスよく食べてくださいね!

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