煮干しや丸魚の頭を食べてジャリッとする、その正体は、砂?石?
煮干しは栄養たっぷり!
魚一匹分の栄養が丸ごと食べられる煮干しは、ポリポリとおやつ代わりに食べる人もいます。
頭まで丸ごとボリボリ噛んで食べますが、ジャリッとした食感に驚く場合もあります。
「エラに挟まった砂?」等と聞かれる事がありますが、この食感の原因は、魚の特殊な石です。
さかなの頭にある石 耳石
平衡感覚をつかさどる耳石(じせき)は、どの魚にも必ず2つあります。
テンジクダイ(イシカベリ・ネブト等とも呼ばれる)の煮干しと耳石。
頭蓋骨の中に2つある耳石は、魚種によって形や大きさが変わります。
イワシなど小型の煮干しの場合は、食べても問題ありません。
頭ごと食べる煮干しは骨などもあるため奥歯で噛むので問題ないですが、ハタハタやテンジクダイサイズの頭周辺を噛むとジャリッとします。
他の食べ物と共通で、前歯では硬めのモノを噛まないこと、あまりにも硬ければ指や橋でお皿に出す、ぐらいでしょうか。
注意すべき大きな石
石を持っているから名付けられたイシモチや、タラの耳石は大きいので、噛むと歯が欠けるかもしれません。
ただ、頭蓋骨の中に入っているので、普通に食べる分には口には入らないので心配はありません。
アラなどで頭が真っ二つになっていたり、頭の中まで食べ尽くす人は出会うことがあります。
口に入れた食べ物を最初から思い切り噛むと、固いものがあった場合に歯が欠けたりトゲが刺さったりする場合もあるので、最初は小刻みに噛んでみて、大丈夫そうだったら奥歯でしっかり噛むことが重要です。
魚の骨がノドに刺さらないための予防方法は・・・「こちら」からチェックしてくださいね。