魚の骨がノドに刺さったら?予防と対策方法

魚の骨が喉に刺さった時の対策・・・

できれば病院行かずに自分で何とかしたい!

病院は耳鼻科、耳鼻咽喉科ですが、微細な骨であれば咳払いなど簡単に獲れる場合もあります。そんな対策方法と、ノドに骨が行かない予防方法を紹介します!

魚種によって骨の形、長さ、太さは違います。

上からイワシ、サンマ、アジ。タイのように、もっと太く鋭くなる魚も。

自宅でできる簡単な対策(自分の力の範囲で)

人間の体は異物を体から出そうという働きがあります。

大きすぎれば吐き出すし、小さかったら消化してしまう。

「せきばらい」、②「ツバを飲み込む」などで骨が取れて欲しいトコロ。

引っかかっているぐらいで我慢できれば、③「ちょっと待つ」ことで自然に抜けるといいのですが・・どうですか??

外圧を少しだけ

ダメでしたか。では、先ほどより少しだけ何かの力をかけてみましょう。

「水をゴクンと飲む」、②「うがい」はどうでしょう。

それでもだめなら・・・小魚の骨なら③「ご飯を飲み込む」手も。

ただし、ご飯飲み込みは骨を押し込んでしまうかもしれないので意見が分かれるところです。小魚の骨ならグサッと刺さらないので大丈夫そうですが、タイなどの鋭く太いトゲの場合は押し込まないようにしたほうがよいでしょう。

大人なら、ノドの奥に見えていたら④「ピンセットで取る」という手も。ただし、ピンセットでケガしないか?という心配があるので、先の丸いピンセットで注意しながら取ろうかな?など、各自で判断が必要です。

病院は何科に行けばいい?

モーダメ!ということで家で対応できない場合、病院です。

耳鼻科、耳鼻咽喉科で対応してもらえます。

子どもで軽微な場合は小児科で対応できる場合も。でも・・・できれば行きたくないですね。

ということで、ここからは「どうすれば予防できるか」を考えましょう!

ワクチンと一緒で予防が大事なのです!

魚の骨が喉に刺さらない予防方法

何事も、「起きてから」ではなく「予防」が大事。骨がノドに入らない・刺さらないために・・・・

「目とおはしで見つける」か、②「歯で見つける」か。顎が丈夫な人は魚の種類によっては「③全て噛み砕く」という手もあります。お好みでどうぞ。

①目とおはしで見つける。骨がどこにあるか考えながら食べる

ヒレの根元、あばら骨、血合い骨など、「骨の位置を把握して食べる」ようにしましょう。

サンマの塩焼きをちくわのようにバクっと食べない事。

骨と身を一緒に噛むと分けにくくなり、そのままゴクッと飲み込みやすくなってしまいます。

口の中が空になってからサテサテ次は何を食べようか・・・と考えて動き始めると時間がかかります。

「口に入っている食べ物を噛みながら、次のひと口分の身を骨を避けながらお皿の上で取り出す」のがコツです。

※小さいお子さん向けには親がしっかりと骨の位置を把握して食べさせれば安心です。

↓10か月の男の子にアーンと食べさせたサンマ。歯が無い赤ちゃんにとっても魚の身はほぐれやすいので、骨さえ気を付ければこんな風に食べさせられるのです。

②歯で見つける→歯に当たった骨を口から取り出す

身より硬い骨。噛めば歯に当たるので身に骨が残っていた!と、わかります。

噛み砕いてもいいですが、指かおはしで取り出して、お皿に置きましょう。

口の中で歯に当たらないか30回ぐらい噛んで食べれば必ず奥歯で見つかるので、喉に刺さるわけがありません。

「よく噛まずに飲み込んでいる人だけがノドに骨が刺さる」ので、骨がノドに刺さった!と言っている人は、実はちょっと恥ずかしい事なのです・・・・。

食卓の魚は逃げないのでゆっくり食べましょうね。

③すべて噛み砕く。歯で見つける→奥歯ですり潰して食べる

煮干しの骨を一本ずつ取り出したり、噛まずに飲み込みヒトはいません。

小魚の骨は奥歯で砕いて食べることができます。

ただし!注意があります。「①歯で噛むこと、②ベロで骨の向きを横にしながら噛むこと(歯茎に刺さると痛いです!)」

無理する必要はありませんが、20センチぐらいのイワシなどは頭の骨も全てよく噛んで食べてしまう人もいます。サンマも骨が柔らかめ。アジは強めなので豆アジ(ジンタ)ぐらいまででしょうか。

さかなクンも全部噛み砕く!派です。

油でカラッと上がっていると骨もカリッと食べやすくなります。

魚の種類や料理方法によりますが、自分がドコまで砕けるか無理ない範囲で試してみましょう。

おススメはホッケ。骨も脂も多くておすすめです。カリっと焼けていると砕きやすくなります。

イワシ、サンマも全身無くなるけど、アジは15㎝を超えると頭と背骨は砕けない。鯛は小さくても硬くて丈夫なので勝負するのは無謀だ!などと、考えながら。

 

ハリセンボンのウロコは・・・勝負しないでくださいね。

サメも食べないハリセンボンを砕こうとするのは無謀です。

 

生き残るために体が進化しているなぁ。そんなことを考えて、しっかり噛んで味わってください。

チャレンジした結果、固い部分をそっとお皿に戻すもアリです。そのとき水分を吸ってから口から出すと、汚なく見えないですよ。

何しろ無理なく無駄なく食べて下さい。

 

開きで有名なホッケ。どんな模様の魚か知られていないかわいそうな魚です。

「ホッケの開きの食べ方」を見ながらホッケの生きている姿も再現してあげても面白いかも。

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