開いている貝は食べてはいけない?

食べると危険?開いている貝

生きている貝は、貝柱(筋肉)で殻を引っ張って閉じて身を守ります。

熱をかけた場合は貝柱が殻から外れるので開きます。

弱っているか、死んでいる場合は貝柱が伸びるので貝が開きます。

そのため熱をかけていない状態で開いている貝は、食べてはいけない場合があります。

スーパーや市場で、冷やされて管理されている場合は消費期限内なら食べても問題ありませんが、死亡時刻も、温度管理もされていない、潮干狩り等では注意が必要です。

そもそも開いていて、砂が見える場合は迷う必要もないのですが、判断迷うのは、身が入っている場合。

↓潮干狩りでイソシジミを発見し、飼育して2週間後に、気づいたら死んでいた。

貝が開いて中身が見えて、腐った匂い。これは食べてはダメな例。

怪しい貝は匂いを確認。悪くなった貝は間違いなく匂いでわかります。

貝特有の潮や海の香りであれば大丈夫です。

潮干狩りのアサリが開いている場合。食べてもいいのか?

熊手で割ってしまった場合でも、直後であれば食べても大丈夫ですが、砂抜きしているうちに死んでしまい、身の色も白くなっている場合は・・

上二つは割れていて色も白っぽくなっています。

真ん中4つは触っても動きません。

下二つは、ピタリと殻を閉じていて、生きていました。水管挟んでいるけれど、生きていました。

というわけで下二つ以外はサヨナラです。

 

砂抜き後、調理直前の最終チェック。

↑開いている貝がいますが、↓ツンツンガンガン驚かせて閉じるなら食べても大丈夫。

砂抜きは室温で一晩など行うので、その間に死んでいる貝が悪くなってしまう事もあるので注意です。

「アオヤギを冷凍してから砂抜きする方法」のように、貝の種類によって効率よく砂抜きできるようになってくださいね。

少し開いている貝は食べていい?

アサリなどで見かける半開きの貝たち。生きているとツンツンつつくと閉じます。

スーパーで冷やされて売られている貝の場合は、少し開いている場合も多いです。

ツンツンつついて動かなくても消費期限までは大丈夫です。美味しくおみそしるにしてください。

スーパーで買っても、冷蔵庫に入れ忘れて一日経過して貝が閉じない場合は、無理せず諦めましょう。

 

タコもイカも貝の仲間で、死んでも鮮魚として冷やしていたら、食べる事ができます。常温で放置したら怪しいです。貝も同様に考えれば、食べていいかイメージつきやすいでしょうか。

他に注意は?

「開かない貝は食べてはいけない」場合もあります。

例えば、冷凍した貝は熱をかけていなくても貝柱が伸びるので開きますが、開かない場合は何が起きているのか??理由が分かれば、安心できます。

生きたまま冷凍した場合は、貝が開いたとしても、鮮度は問題ないので、食べても大丈夫。

理由を考えて判断できるようになると、砂抜き処理やさばく作業が楽になります。

貝殻を楽に開く方法として覚えておけば、マテガイの砂抜き作業も簡単です。「こちら」

他にもいろいろな種類がいる貝。「こちら」の写真で種類を覚えて楽しく過ごしてください!

この開いている貝は・・・ずっと前に死んでしまっていますが、マダコが隠れていました。

漁業権や体調制限の設定があれば、食べてはいけない場合もあります。こんな小さくても立派にスミを吐きました。

タコとスミの違いについては「こちら」へ!

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