メルマガ ととけんの「魚の知識の腕試し!」  2021.01~

日本初の一般向けの魚の検定として2010年に誕生した「日本さかな検定(愛称:ととけん)」は、昨年11回(2020年11月開催)の検定で全国47都道府県から、累計30,000名を超える魚好きが受検、5歳から89歳までと受検者層も幅広く、世代を超えて楽しめる検定です!

ととけんからのお知らせ

1. 「ととけんレシピ開発部」による旬のレシピ 20 種が新たに仲間入り!
ととけん 1 級合格者がレシピ考案から料理制作、撮影までをすべて手がけた旬のレシピ 20 種が新た
に追加されました。第 1 弾の 30 種に加え魚食普及推進センターサイトにて、1 級最年少合格の伊
藤柚貴くんのイラストつきで公開中。

https://osakana.suisankai.or.jp/recipe-osakana-cate/totoken

ツイッターでも毎週、旬のレシピを知恵袋とともに紹介!

https://twitter.com/totoken_burizo?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor

 

2.大日本水産会月刊誌『水産界』にて、弊会代表理事・尾山雅一が季節を味わうさかな歳時記のコラ
ムを連載しています。6 月号はタコとホヤを予定しています
(5 月号の掲載はこちらから)。

さて、今月の問題にチャレンジ!さあ、あなたの魚の知識は何級レベル?

ととけんの「魚の知識の腕試し!」vol.33(2021年5月)NEW!!

ととけんの「魚の知識の腕試し!」vol.32(2021年3月)

ととけんの「魚の知識の腕試し!」vol.31(2021年2月)

ととけんの「魚の知識の腕試し!」vol.30(2021年01月)

 

※ととけんの「魚の知識の腕試し!」vol.29(2020年12月)以前の問題はこちらへ。

 

 

 

メルマガ2021年5月号

 

ととけんの「魚の知識の腕試し!」vol.33(2021年5月)

※答えは質問のあとに。

 

3級(初級)

5月中旬から有明海で見られる、求愛ジャンプのようすです。佐賀の郷土料理「須古ずし」にも使われ、有明海のアイドルといわれるこの魚を選びなさい。

①カジカ  ②ドジョウ  ③ムツゴロウ  ④ワラスボ

2級(中級) 

沖縄県の県魚であるグルクンは、生きているうちは回遊魚らしい青い背の魚ですが、興奮したり死ぬと赤い色になるため、ダイバーには青い魚、魚屋さんには赤い魚として認識されています。グルクンの標準和名を選びなさい。

   ①ウメイロ  ②エビスダイ  ③タカベ  ④タカサゴ

写真提供:ハットリ水産

 

1級(上級)

「日本一の貝の半島」といわれる渥美半島の伊良湖岬名物、大アサリ。磯のエキスたっぷりの大きな身は食べ応え十分ですが、実は大型のアサリではありません。この貝の標準和名を選びなさい。

①ウチムラサキ  ②サトウガイ  ③サルボウガイ  ④ホンビノスガイ

 

解答と解説

3級(初級)

【解答】③ムツゴロウ

【解説】佐賀県有明海の干潟では、5月中旬から6月にムツゴロウの求愛行動を見ることができる。 オスが体をひねり背ビレを広げてとび跳ねて、メスに求愛する。ムツゴロウはやわらかい泥の干潟に穴を掘ってすんでおり、潮が引いたときに巣穴から出て、干潟の珪藻類をけずり取るように食べる。産卵期は5~7月で、求愛が成功したら巣穴に横穴を掘り、約1万個の卵を産む。ムツゴロウの骨はやわらかく、地元でよく甘露煮にされる。この甘露煮が用いられるのが「須古ずし」。有明海にのぞむ米どころ、白石町の須古地区に世代をこえて500年以上受け継がれる押しずしだ。

 

2級(中級)

【解答】④タカサゴ

【解説】グルクンの標準和名がタカサゴであることは、あまり知られていない。漢字では「高砂」と書き、タカは岩礁、サゴは小魚を指し「岩礁の小魚」を意味する。沖縄では練り製品やから揚げでおなじみだが、沖縄以外では店先でお目にかかることは少ない。しかしながら最近、温暖化のせいか東京湾でもこのタカサゴの群れを見かけることが多くなったとのこと。タカサゴ以外にもアカヒメジなどが死んでから色が赤く変わる魚として知られている。

 

1級(上級)

【解答】①ウチムラサキ

【解説】形がアサリに似ていることから「大アサリ」と呼ぶ。殻の大きさが約10cmもある二枚貝で、殻の内側は濃い紫色をしていることからウチムラサキ。愛知県渥美半島は、東西に細く長く突き出したその地形から、表浜(太平洋)、内海(三河湾)でそれぞれ多様な貝が採れることで有名な地域だ。なかでも春に食べごろを迎える大アサリは、渥美を代表する特産品の一つ。身が厚く大ぶりなので、フライや煮付けなど幅広い料理に利用されるが、何といっても直火焼きがおすすめとか。醤油を数滴垂らして焼きたてを味わうと、ぷりぷりとした歯ごたえとともに、濃厚な旨みが口いっぱいに広がる。

 

 

メルマガ2021年3月号

 

ととけんの「魚の知識の腕試し!」vol.32(2021年3月)

※答えは質問のあとに。

 

3級(初級)

平安時代の上流階級で流行った「貝覆い」は、対の殻しかぴったりと合わないハマグリのペアを探す、トランプの神経衰弱のような遊びです。一対になる貝の特徴からはまぐり料理が欠かせない行事を選びなさい。

①ひな祭り

②端午の節句

③七夕

④十五夜

 

 

2級(中級) 

主役のトゲクリガニやガサエビ(シャコ)に加え、ホタテ、イカ、サケ、サザエまで盛りだくさんの豪華なお重です。この花見弁当に舌鼓を打ちながら桜を愛でる地方を選びなさい。

写真提供:むらかみ仕出し店

①津軽地方(青森県)

②男鹿地方(秋田県)

③能登地方(石川県)

④丹後地方(京都府)

 

 

 

 

1級(上級)

岡山県以外ではほとんど食卓に上ることがないこの魚は、透き通った白身は旨みが強く大変美味なのですが、小骨が多いのが玉にキズ。「    の味、小骨がなければ献上品」といわれています。下線部に入る魚を選びなさい。

写真提供:JF全漁連

①カド

②ナカズミ

③ハダラ

④ヒラ

 

 

 

解答と解説

3級(初級)

【解答】①ひな祭り

【解説】3月3日のひな祭りには、ちらし寿司とハマグリのお吸い物が欠かせない。ハマグリの二枚の貝殻は、同一個体のもの以外とは決して合わないので、仲のよい夫婦の象徴とされ、夫となる人と生涯ずっと寄りそい幸せに暮らせますようにと女性の幸福を願って、ひな祭りや婚礼の席で縁起ものとして出される。ハマグリを漢字で「蛤」と書くのは、貝殻がぴったり「合う」ことから。江戸時代まで、上流階級では「貝覆(おお)い」の貝を嫁入り道具として持たせたという。

 

2級(中級)

【解答】①津軽地方(青森県)

【解説】ケガニの仲間、トゲクリガニはケガニほどには獲れず、産地限定の味。津軽の春にはこのトゲクリガニが欠かせず、花見の頃に出回るため「桜ガニ」とも「花見ガニ」とも呼ばれている。シャコというと東京湾や伊勢湾、瀬戸内海など比較的暖かい海の産物のイメージがあるようだが、国内では北海道の石狩湾以南の穏やかな内湾で、春から夏にかけてまとまって獲れる。この時期が産卵期にあたり、一番おいしい時期でもある。陸奥湾に揚がるシャコはガサエビと呼ばれ、やや大ぶりで体長15~20㌢。塩ゆでにして、山盛りになった姿を津軽の花見会場ではよく見かける。

 

1級(上級)

【解答】④ヒラ

【解説】ヒラは名のとおり平べったいニシン科の魚で標準和名、地方名ともにヒラといい岡山県の春のプライドフィッシュに選ばれている。薄造りにしても煮付けてもその上品で深い味わいには驚かされるというが、残念なことに岡山県以外で食べられることはほとんどない。その理由はハモに負けず劣らず小骨が多いこと。岡山ではヒラの調理法に欠かせない“骨きり”が受け継がれているため古くから親しまれ「ヒラの味、小骨がなければ献上品」といわれている。①はニシンの、②ナカズミはコノシロの成長段階名。③はサッパの地方名。

 

 

 

 

 

 

メルマガ2021年2月号

 

ととけんの「魚の知識の腕試し!」vol.31(2021年2月)

※答えは質問のあとに。

 

 

3級(初級)

鬼はとがったものや臭気の強いものを嫌うという言い伝えから、節分の邪気払いとして、トゲトゲした柊の葉と焼いたある魚の頭を玄関に飾るならわしがあります。この風習を選びなさい。

①柊鰯  ②柊鯖  ③柊鰆  ④柊鰤

 

 

 

2級(中級) 

美しいものには毒がある!?孔雀の羽のように広げたヒレが美しいこの魚には毒があり、見つけてもすぐに触るなという意味でマテシバシという別名もあり要注意ながら、アラからいい出汁もとれるおいしい魚とか。山の神とも呼ばれるこの魚を選びなさい。

①オニオコゼ  ②カナガシラ  ③ホウボウ  ④ミノカサゴ

 

 

1級(上級)

都道府県別の1世帯あたりの消費量を表しています。(イ)の全国平均は年間685㌘で、(ア)の同2058㌘の3分の1程度です。この消費分布にあたる魚介を選びなさい(2016年総務省家計調査による) 。

 

①ア:アンコウ イ:フグ  ②ア:イカ イ:タコ   ③ア:サケ イ:ブリ  ④ア:マグロ イ:タイ

 

 

 

 

 

 

解答と解説

3級(初級)

【解答】①柊鰯
【解説】豆まきや恵方巻きは節分行事として全国的に有名だが、柊鰯は主に西日本にみられる習慣。立春を翌日にひかえた冬から春への節目となる節分は冬の最後の日で旧暦の大晦日にあたる。節分の次の日“立春”は 旧歴の元日なので、新しい年を迎えるにあたり魔除けをする風習が残っているというわけだ。鬼の嫌がる臭いが強いイワシをもくもくと煙を上げて塩焼きにして食べる。残った頭は柊の枝に刺し、柊のトゲとイワシの強い臭いで鬼を門前払いするもの。

 

2級(中級)

【解答】④ミノカサゴ

【解説】ミノカサゴは浅い岩礁域などに生息するカサゴの仲間。アラからいい出汁が出るのでみそ汁や潮汁がおすすめ。晩春のミノカサゴは脂のりが良く、刺身もおいしい。背ビレ、腹ビレ、尻ビレのトゲに毒があるので、むやみに触ってはいけない「待て暫し」の危険な魚として釣り人に知られている。調理する前はこのヒレのトゲを最初に切り取らなくてはいけない。比較的暖かい地域で定置網で水揚げされる産地限定の魚だ。

 

1級(上級)

【解答】②ア:イカ イ:タコ

【解説】イカ、タコともに、ほぼ漁獲量の多寡(たか)が地元の消費量に反映されている。「スルメイカの値段は八戸で決まる」といわれるように、漁獲量トップの八戸がある青森県が消費量も全国一で全国平均の2倍以上、4533㌘。2位以下は秋田県、新潟県、富山県、鳥取県の順。こう見ると、イカの消費量は東北と日本海側で多く、これらの地域は漁獲量も比例するように多い。

一方、タコの消費量が最も多いのは香川県で1001㌘。僅差の2位は大阪府で1000㌘。これに奈良県、北海道、京都府と続いており、関西が上位に多い。

 

 

 

 

メルマガ2021年1月号

 

ととけんの「魚の知識の腕試し!」vol.30(2021年1月)

※答えは質問のあとに。

 

 

 

3級(初級)

この魚介がお祝いによく使われるのは、長寿の願い以外にも、よろいかぶとの姿に似ていることから、戦国時代に武士に好まれていた名残ともいわれます。祝い料理や正月のお飾りなどによく用いられるこの魚介を選びなさい。

①イセエビ  ②ウチワエビ  ③シャコ  ④タラバガニ

 

2級(中級) 

「福溜(ふくだめ)」とも呼ばれるこの貝は、縁起の良さから含め煮などがおせちや節句の神饌(しんせん)に用いられます。伊豆大島産が東京都のプライドフィッシュに選定されているこの貝を選びなさい。

  • アワビ   ②シッタカ   ③トコブシ   ④ハマグリ

 

 

1級(上級)

クセのある?個性的な外見ですが、身はクセがなく熱を加えても硬くなりすぎず、おでこ部分をムニエルにすると柔らかくジューシー。関西では「えべっさん」と呼ばれるこの魚を選びなさい。

①コブシメ

②コブダイ

③ブダイ

④メガネモチノウオ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

解答と解説

3級(初級)

解答】①イセエビ
【解説】古くから、腰が曲がるまで長寿を願いエビを縁起ものとするのは日本特有の文化だ。なかでも、長く伸びたひげを持つイセエビは長生きの象徴に見立てて、長寿祝いの縁起ものとしてきた。祝い料理や、正月のお飾り、鏡もちの飾り付けにも用いられる。また、具足(ぐそく)の姿に似ていることから、具足海老ともいわれる。具足とは甲冑(かっちゅう)のことで、「甲」はよろい、「冑」はかぶとを表す。

 

2級(中級)

【解答】③トコブシ

【解説】北海道の南部から九州まで全国に分布するせいか、地方名が豊富にあり、何年たってもアワビのように大きくならないことからセンネン(千年)、マンネンアワビ(万年鮑)といった別名も。

同じミミガイ科のアワビとトコブシは親子かと思うほどよく似た形をしているが、別物。味は似ているが、トコブシは熱を加えても硬くならず含め煮や蒸し物にしてもやわらかくおいしい。

 

 

1級(上級)

【解答】②コブダイ

【解説】寒い時期に味が良くなるため「カンダイ(寒鯛)」と呼ばれる。ウロコは硬いけれどはがしやすく、骨もあまり硬くない。寿命は40~50年の長寿魚だ。生まれた時はすべてメスの雌性先熟で、体長50cm以上になるとコブが出てオスに変わる。希少なおでこの部分のムニエルはやわらかくてジューシーで無類の旨さとか。気になるコブの中身は脂肪。大きい方が味が良いとされる。

 

 

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