IUU漁業とは? 世界中・水産業全体で無くそうとしています!
うまく利用すれば永久に食べることができる資源:魚介類
魚は上手に利用すれば永久に食べることができる資源ですが、獲りすぎるといなくなります。
そうならないように、世界全体でルールを守ることが次の世代のためにも重要です。
どの世界にも悪い事をする人はいますが、自分勝手な行動は許されません。
IUU漁業
わかりやすく言うと、密漁や、ルールを無視して自分勝手に獲っている状態の事で、国際社会・水産業界全体が無くそう、追い出そうと考えている漁業です。
Illegal : 違法・法律違反等の犯罪。他国の海での漁、密漁(泥棒)
Unreported : 無報告 何をどれだけ獲ったか報告せずに獲っている状態。
Unregulated : 無規制 ルールを決めずに自分勝手に獲る。決められた量以上に獲って報告しない等。
個人・企業で行う場合もあれば、国の方針として行っている(止めさせない・やめさせられない)場合もあります。
IUU漁業の問題点
違法なのでなんでもアリです。
人権:奴隷のように扱う場合
お金:反社会的勢力やテロ組織の資金源として魚介類が調達される他、違法な薬物などのマネーロンダリング等に利用される可能性もあります。
食料確保:魚資源量を無視して漁獲した場合、その地域の魚資源が枯渇することにつながります。
IUU漁業は減らせるか?消費者編
減らさなければいけません。減らすために世界中の関係者が頑張っています。
消費者の皆さんは、応援したいモノ、応援したい場所のモノを購入する事が後押しになります。
値段ではなく、ルールに沿って手間をかけている人たちが漁獲した魚を選んで購入してくださいネ。
IUU漁業は減らせるか?技術編
技術の革新によって、どの船がどこにいるかもわかるようになってきています。
例えば・・・全ての船に発信機を載せる事で、悪いことをしにくくなりますし、安全に航海する事にもつながります「こちら」。
ドローンにも頑張ってほしい!「こちら」
世界の海のルールを守って資源をうまく利用する
自分や自分の国の人がいい暮らしをしたいのはどの国も一緒です。
しかし、自分勝手にしていては、みんなで守らなければいけない魚たちを獲りすぎたりしてしまうかもしれません。
そのため、国同士で相談しながら決める事が大事です。
「こちら」には、そのような国際漁業に関係する資源(マグロ、カジキ、カツオ、サメ、海亀、海鳥、クジラ、イカ、サンマ、ウナギ等々・・・)についての状況がまとめられています。
気になる種類の「要約」を見ると、例えばクロマグロ(太平洋)の資源の状態は、「親は約2.8万tで2010年の最低水準約1.1万tから徐々に増加している」ということがわかります。
このように、種類ごとに調べていく事が重要になってきます。世界全体でクロマグロを取ってはダメ!ではなく、この地域のクロマグロは・・・と、地域ごとにしっかり調べて決めることも大事です。
移動をする種類の場合は、一つの国が守ろうと頑張っても他の国がとりすぎてしまうと意味がない場合は、関係する国同士で考えていく必要があります。