水産業って何?

海の恵み「魚」を取り続けると減ります。魚をずっと食べていくために、
地球環境を考えている工夫とは?

育ち方 エビやカニ(甲殻類)はどうやって大きくなる?

エビやカニはどうやって大きくなる?

硬いカラを脱いで一回り大きくなります。

殻を脱いだばかりは柔らかいので、敵に食べられないように隠れたりすることが多いです。

大きくなるだけでなく、形が変わるほか(変態!)、切れた足や触覚が元に戻ることもあります。

アメリカザリガニの脱皮

歩くエビの仲間、アメリカザリガニを飼っていると、脱皮する事があり、一瞬、2匹に増えた??とか思うかもしれません。

左:脱皮した殻 右:脱皮後

この脱皮した殻と、脱皮後のザリガニを比べてみると面白い事がわかります。

※脱皮したばかりのザリガニは柔らかいので、5-6時間経ってから触る方がいいですね。

脱皮殻と脱皮後の比較

左:脱皮した殻 右:脱皮後

触覚が長く伸びていることがわかります。

脱皮した殻。右側(左足)の足が一本無かったのが・・・

ちょっと小さいけれど、元に戻り始めている!

このザリガニは1か月前に捕まえた時に触覚と足が無かったので、脱皮するまでに準備する時間があったんですね。

脱皮する直前に足が取れた場合は、脱皮しても足は無いままです。突然生えるわけではなく、準備期間も必要なのです。

ホント?と思ったら・・・カニを剥いたらカニがいた!へ。「こちら」

少し難しい「骨」と「骨格」の話

エビやカニは「骨」はありませんが、「骨格」はあり、体の外側から体を支える「外骨格(殻など)」で、敵から身を守ってています。外骨格を持つ生き物はエビやカニなどの甲殻類の他、昆虫などです。

反対に体の内側に骨格がある生き物は「内骨格」と呼ばれて人間やクジラ、ゾウなど骨があります。

「外骨格」は、「内骨格」よりも成長が速いけれども、外骨格があると大きくなれません。

昆虫は・・育つのが速くて1-2か月で大人になるけれど、手の平ぐらいまでしか大きくならない。

骨がある生き物は何年かかかって大人になる事を考えると何となくわかるかな?

生き方によって、どちらの作戦が生き残りやすいかが違うのです。

 

さて、エビの仲間のザリガニがの秘密が面白いと思った人は・・・

「ここ」からエビの面白さをもっと知ろう!

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