江戸前の貝! 東京湾の潮干狩りで取れる!食べられる貝の種類
潮干狩りで・・・貝を獲って食べよう!
春先は暖かくなってきて海に入りやすくなり、一年間でも潮が引くので潮干狩りがしやすい時期です。
大潮で潮が引いていると、普段は潮が満ちていて人が入れない場所(=掘られていない場所!狙い目!)にアクセスできるためチャンスが広がります。
「こちら」の潮見表から潮の満ち引き時間を見て、潮干狩りにいきませんか?
貝毒も「こちら」から事前に確認しておくと安心です。
自分で取って食べられる貝の名前を知って、見つける楽しみ・体験はとても面白いですよ。
潮干狩りで取れる!食べられる!貝の名前と種類
このページでは東京湾で獲れる東京湾生まれ(つまりは江戸前)の貝を中心に紹介します。
下に行くにつれて、これは知らないだろう!という貝の順番です。
取っていない貝は載せていませんが少しずつ増やしています。
同じ種類でも個体によって色が違うので、初めてだとわかりにくいですが・・・美味しい食卓のためにチャレンジ!
アサリ
5センチくらいの深さにいます。色々な模様があり、これは結構大きいサイズ。
これは三重県産。青いアサリが取れると嬉しい!(アサリの色については「こちら」から)
ハマグリ
表面がつるっとしています。アサリより深い場所にいます。
トテモカワイイ小さなハマグリ。このサイズは愛でてから逃がしましょう。
マテガイ
穴に塩を入れると飛び出てきてとても楽しいマテガイはおすすめ!
「こちら」を読んで塩とスコップをもって砂浜へどうぞ!
ホンビノス
食べ応えあり〼。貝殻重いです。「こちら」に砂抜き不要情報が!
たまにこんなきれいな子も。7-8歳ぐらい??
カガミガイ
ホンビノスと見た目が似ていますが、「丸カガミ」から名前が付いただけあり、丸っこい形が特徴。
九十九里に殻が落ちていたり、木更津に生息していたり。
千葉県側の砂地の場所に多い印象です。
シオフキ
アサリより多くて狙い目です。砂を噛んでいることが多いですが、出汁が出るのでスープ向き。
身を取り出して砂を洗ってから味噌汁にしてもいいですね。
アカニシ(アカニシガイ)
たまにゴロリと出てきます。コツがあるのか20個ぐらい獲っている人も見かけますが・・
コツがわからないよぉ。
ツメタガイ
左側の茶色っぽい肉食の貝。右のカガミガイに開いているのはツメタガイの仕業。
身(外套膜)がこのように広がり、全体を包んで他の貝に穴をあけて食べる、アサリたちの天敵です。
人間諸君は、ツメタガイを積極的に食べることが結局は楽しい潮干狩りにつながります。
このような知られていない未利用魚(地魚と呼ばれることも。詳しくは「こちら」から)を食べる事で、有名な魚達に人気が集中して資源が少なくなるということも防げます。
バカガイ(アオヤギ:青柳)
名前がかわいそうですよね。
これは小さめ。殻が薄いのも特徴です。
トリガイ と サルボウガイ
右がトリガイ、左がサルボウガイ。後ろの蝶番部分を比較すると見分けやすいです。
サルボウガイや赤貝は、さばくとまな板が赤くなるので、びっくりします!が、そんなものです。
↓左がトリガイ。殻は薄く、割って開けても赤くなりません。
右がサルボウ。殻が硬いので後ろの蝶番部分に刃の峰を当ててねじって開けると真っ赤に。
サルボウ君は潮干狩りで掘っている時に熊手が刺さると赤くなります。驚かずに持ち帰って食べてくださいね。
潮干狩りのコツ
熊手でカリっと貝に当たったら、熊手をちょっと戻してそこをさらに深く掘り起こすといいでしょう。
砂地の場合、あさりは熊手なしで5-8cmぐらいの深さまでを手探りで探してもいいですね。
軍手をすると手が痛くなりにくく、豆ができにくいので無理せずに。
爪に砂が入るのは潮干狩りの思い出として諦めて楽しみましょう。
バクダンに注意!
二枚貝は砂が詰まって固まっている場合があります。
貝と貝を打ち付けて一つずつ音で聞き分けましょう。その手間がおいしさにつながります。
貝が開く理由「こちら」と開かない貝は食べてはいけない理由「こちら」を確認しておくと、判断しやすいと思います。
お刺し身にチャレンジ?!
好き好きですが、貝好きならばチャレンジの価値あり!
お刺し身で食べたい方は、その地域の貝毒が無い事を確認したうえで・・・さばきましょう!
ヒモと斧足(筋肉部分)にはウイルスなどはおらず、表面をしっかり真水でゆすげばOKです。
トリガイは斧足を半分に切り開いてサッとゆでてこんな感じに!
なんだか見覚えありますよね??
それでは、健闘を祈る!