水産業って何?

海の恵み「魚」を取り続けると減ります。魚をずっと食べていくために、
地球環境を考えている工夫とは?

江戸前の貝! 東京湾の潮干狩りで取れる!食べられる貝の種類と写真

潮干狩りで・・・貝を獲って食べよう!

春先は暖かくなってきて海に入りやすくなり、一年間でも潮が引くので潮干狩りがしやすい時期です。

貝によって深さも処理の仕方も少し違うので、狙う種類を考えながら掘りましょう。

11種を覚えればひとまず大丈夫。クリックでプリントできます。

このページでは貝の種類を写真で確認できます。

大潮で潮が引いていると、普段は潮が満ちていて人が入れない場所(=掘られていない場所!狙い目!)にアクセスできるためチャンスが広がります。

「潮見表」から潮の満ち引き時間を見て、潮干狩りにいきましょう!

チョット心配な「貝毒」も事前に確認しておくと安心です。

自分で取って食べられる貝の名前を知って、見つける楽しみ・体験はとても面白いですよ。

潮干狩りでゲットした貝の持ち帰り方

色々な方法がありますが、高い温度×長時間により海水中の腸炎ビブリオが増えるのを避けるために、①温めない、②素早く持ち帰る がポイントです。

車ならバケツに海水を入れたままでもいいですが、リュックに背負う場合は海水が重いので持ち帰る直前に濡れた新聞紙で包めば乾かずに数時間は大丈夫。

500㎜のペットボトルを凍らせて持って行き、バケツに入れたり、新聞紙と一緒に持って行けば安心。タオルに包んでおけば簡単には溶けません。

潮干狩り中も、バケツの中の海水が温まらないようにたまに変えたり、網を水に浸しながらが安心です。

帰宅後は真水で殻を合わせるようにザリザリっと洗えば周囲の砂と一緒にバイキンも流れていきます。

美味しく食べて下さいね。

さて、準備は万端!いざ潮干狩りへ!

潮干狩りで取れる!食べられる!貝の名前と種類

このページでは東京湾で獲れる東京湾生まれ(つまりは江戸前)の貝を中心に紹介します。

下に行くにつれて、これは知らないだろう!という貝の順番で、私が獲っていない貝は載せていません。≒少しずつ増えていきます。

同じ種類でも個体によって色が違うので、初めてだとわかりにくいですが・・・美味しい食卓のためにチャレンジ!

アサリ

5センチくらいの深さにいます。色々な模様があり、これは結構大きいサイズ。

これは三重県産。青いアサリが取れると嬉しい!(アサリの色については「こちら」から)

ハマグリ

表面がつるっとしています。アサリより深い場所にいます。

トテモカワイイ小さなハマグリ。このサイズは愛でてから逃がしましょう。

マテガイ

穴に塩を入れると飛び出てきてとても楽しいマテガイはおすすめ!

「こちら」を読んで、動画でニョキっとする様子が気に入ったら、塩とスコップをもって砂浜へどうぞ!

塩で出なかった場合は、砂地なら30センチくらい手で掘れば取れます。

密集している場所なら掘っても効率よくゴロゴロ出てきます。

30分で70本うち掘ったのは20本くらい。

ホンビノス

食べ応えあり〼。貝殻重いです。「こちら」に砂抜き不要で食べられる情報が。

たまにこんなきれいな子も。7-8歳ぐらい??

カガミガイ

ホンビノスと見た目が似ていますが、「丸カガミ」から名前が付いただけあり、丸っこい形が特徴。

他の貝より深い場所にいるので、他の人が1時間頑張って掘った場所でも5分でこんな感じにとれます。

4個しか取れなかった人にエッヘン!!と自慢??

それもそのはず。↓一番左のカガミガイを見てください!

カガミガイは水管が長いので深い場所からでも生活できるのです。

そんな白くて大きくてキレイなカガミガイですが、ホンビノスと違ってカガミガイは砂袋を取らないと残念なことになります。

手間はかかるけれど出汁も美味しくて食べ応えがあるので、手間をかける価値はあるので頑張りましょう。

ホンビノスとの詳しい見分け方とカガミガイの下処理は「こちら」からどうぞ。

シオフキ

アサリより多くて狙い目です。砂を噛んでいることが多いですが、出汁が出るのでスープ向き。

身を取り出して砂を洗ってから味噌汁にしてもいいですね。

アカニシ(アカニシガイ)

たまにゴロリと出てきます。コツがあるのか20個ぐらい獲っている人も見かけますが・・

コツがわからないよぉ。

ツメタガイ

左側の茶色っぽい肉食の貝。右のカガミガイに開いているのはツメタガイの仕業。

身(外套膜)がこのように広がり、全体を包んで他の貝に穴をあけて食べる、アサリたちの天敵です。

人間諸君は、ツメタガイを積極的に食べることが結局は楽しい潮干狩りにつながります。

実はおいしいツメタガイを食べる方法は「こちら」!砂をゴシゴシとるのと、貝で手を切らぬように軍手をするのがコツ!

ツメタガイのような未利用資源(地魚と呼ばれる未利用魚・低利用魚については「こちら」から)を食べる事で、アサリも取れるようになるし、有名な魚達に人気が集中して資源が少なくなるということも防げます。

バカガイ(アオヤギ:青柳)

馬鹿みたいに取れるとか、ポカーンと口を開けるとか・・・。かわいそうな名前。

これは小さめ。殻が薄いのも特徴です。

↓足がオレンジ色になる場合も。オシャレなハイヒールみたい!

↓左二つがアオヤギ、右四つがハマグリ。貝殻の厚みと身の色で区別できます。

トリガイ と サルボウガイ

右がトリガイ、左がサルボウガイ。後ろの蝶番部分を比較すると見分けやすいです。

サルボウガイや赤貝は、さばくとまな板が赤くなるので、びっくりします!が、そんなものです。

↓左がトリガイ。殻は薄く、割って開けても赤くなりません。

右がサルボウ。殻が硬いので後ろの蝶番部分に刃の峰を当ててねじって開けると真っ赤に。

サルボウ君は潮干狩りで掘っている時に熊手が刺さると赤くなります。驚かずに持ち帰って食べてくださいね。

イソシジミ

マテガイを掘っていたら結構深いところからコロリ。

 

ここから下は、私は貝殻しか拾っていないけれど、拾ったということは・・・いる!という種類です。

ウチムラサキ

内側が紫色!

うーん、掘ってみたい!

オキシジミ

なんだか丸っこくて可愛い。もっと黒っぽい色の個体が多い。

これも掘ってみたい!

潮干狩りのコツ

熊手でカリっと貝に当たったら、熊手をちょっと戻してそこをさらに深く掘り起こすといいでしょう。

砂地の場合、あさりは熊手なしで5-8cmぐらいの深さまでを手探りで探してもいいですね。

軍手をすると手が痛くなりにくく、豆ができにくいので無理せずに。

爪に砂が入るのは潮干狩りの思い出として諦めて楽しみましょう。

料理する前にザザッと洗う時は軍手をしたりすると怪我しません。

開かない貝は食べてはいけない?

こちら」に詳しい情報が。理由と原因を考えておくと、食べていいのかしっかり判断できます。

バクダンに注意!

二枚貝は砂が詰まって固まっている場合があります。

貝と貝を打ち付けて一つずつ音で聞き分けるとすぐわかります。

手間がおいしさにつながるいい例ですね。

これも、貝が開く理由「こちら」を知っていれば理由がわかります。

お刺し身にチャレンジ?!

好き好きですが、貝好きならばチャレンジの価値あり!筋肉部分がお寿司で食べている部分です。

お刺し身で食べたい方は、その地域の貝毒が無い事を確認したうえで・・・さばきましょう!

ヒモと斧足(筋肉部分)にはウイルスなどはおらず、表面をしっかり真水でゆすげばOKです。

トリガイは斧足を半分に切り開いてサッとゆでてこんな感じに!

なんだか見覚えありますよね??

潮干狩りではないけれど・・岩場で獲れる貝

マツバガイ、ベッコウガイ、ヒザラガイ 食べれます。「こちら」

岩場は波が強かったりするので、ケガには十分注意してくださいね。

貝の年齢を知りたい!

貝殻は年齢がわかる場合もあります。↓このヒビのような隙間は冬を越した証拠かな??

「アサリ」「ハマグリ」共に大体わかるのでチェックしてみてくださいね。

 

東京湾は他にも「ダイオウイカやホホジロザメもいる江戸前!」は楽しい事が沢山!

海の幸を上手に利用して楽しみましょう!それでは健闘をいのる!

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