魚が生まれて育つためのエネルギーはどこから?
食物連鎖(食うー食われる)
魚は「食うー食われる」の関係で、エネルギー等をやり取りする事でつながっています。
小さいプランクトンを小魚が食べて、小魚を大きな魚が食べて、さらに大きな魚やサメが食べる。サメが死んで分解されてプランクトンが育つのに使われます。
捌いていたら・・・マトウダイの口からマアジとマイワシが!鮮度悪くないので3匹とも食べちゃいました!
生き物は何億年も前からこのようにつながっています。
魚たちが生きて、動くためのエネルギーは・・・もともとどこから来るのでしょうか??
生き物の命に必要な太陽エネルギー
地球が命に溢れている理由は、何と言っても太陽です。
陸上の植物が光合成をして成長するのと同じで、海のプランクトンたちもミネラルなどと光エネルギーで光合成して増えます。それを魚たちが食べてエネルギーにするのです。
ワカメなどの海藻も太陽のエネルギーとミネラル等から作られて、これを魚たちが食べることになります。
陸上の植物が育つのに必要な太陽の光エネルギーは、降り注ぐ光の0.1%だけだそうです。
太陽が無くならない限り、魚たちも自然に増えます。
でも、魚が増えるために、少ない魚は獲りすぎないなどを考えていく必要はありますね。
ウミガメが死ぬと??
三宅島でアオウミガメ(真ん中の白く見えている)が、おなかを上にして沈んでいました。
このように、死んでしまっても時間が経つと少しずつバラバラになって、他の生き物の栄養になっていきます。
クジラが死ぬと?太陽のエネルギーが無い、深海で生きる生き物達
太陽の光の届かない深海では、海の生き物の死骸がごちそう!分解されて栄養になっています。
死骸と聞くと気持ち悪い気もしますが、地球の中で、次の命が育つ栄養になっていくのです。
大きなクジラも、肉が無くなった後に骨が深海で分解されていく時に「鯨骨生物群集:ゲイコツセイブツグンシュウ」ができます。
詳しくは「こちら」から!どんなモノでも無駄なく循環しているのです。
死んだ生き物を食べた生き物がおなかを壊さないかと心配になりますが、死んだ生き物を食べる生き物は、もともとお腹が強いみたいです。食べるモノも場所も住み分けることで色々な種類が生きていく事にもつながります。
こうして、生き物の命はエネルギーや物質と共に、グルグルと全て利用されて循環しているのです。