海の恵み「魚」を取り続けると減ります。魚をずっと食べていくために、
地球環境を考えている工夫とは?

陸から海に流れる栄養

海と山と海はつながっている

山に降った水は、川を流れて海に流れていきます。海では蒸発した水がやがて雲となり、海や山に雨として降ります。

「くじらぬりえ」より。

 

山に降った水はどこにいく?

山に降った水はすぐに流れていくわけではありません。

森の木が吸って成長したり、地下から流れていく場合もあります。

目に見える川となって流れる場合もあります。

魚や生きものにとって一番関係しそうな川について考えてみましょう。

川から流れる栄養分

川は水が流れる場所です。川の中を覗いてみると、葉っぱや泥が流れていたりたまっていたり。

地面の上では葉っぱはダンゴムシが食べたりして時間が経つと分解されて固い部分だけが残ります。

同じように、川の中でも葉っぱを他の生き物が利用しています。

その他にも泥や土や目に見えないミネラルが流れていきます。

飛行機から流れているミネラルが見える?

飛行機の上から真下の川を見ると、川の水が海に出た時に濁っていることで、何かが流れているのがわかります。

濁っていても汚れではなくて、栄養なのです。このように山から海に栄養分が流れていきます。

山がなくならないの?と心配しないでも大丈夫。噴火で島や山ができる事もあれば、マグマの動きで地面(プレート)が押されて山ができる場合もあります。

人間生活が及ぼす影響

洪水などを防ぐために川を護岸してしまうと、流れるミネラルが減ってしまいます。

また、生活・工場排水も何も含まれない透明な水が自然に優しいとは限りません。

瀬戸内海のイカナゴが減ったのは、窒素やリンなどまで獲りすぎた、キレイ?な水しか排出しなくなったからではないかと言われています。

栄養がありすぎると赤潮、青潮、アオコが発生しますが(詳しくは「こちら」)、それを防ぐために栄養を全て無くしてしまうと、魚介類が獲れなくなるという事例が出てきています。

何事もやりすぎない事が大事な例ですね。

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