サザエのツノ・トゲ 長いサザエと短いサザエ
サザエのツノ・トゲが長かったり短かったり・・・。
長いとカッコいいサザエのトゲ。短いサザエもいます。
その理由や役割は??
岩場に住んでいるサザエは歩くことはできますが、敵に襲われると蓋を閉じて身を守ります。
すると・・・自分では動けません。
そんなサザエは海藻を食べるので、極端な場合、こんな岩場の上の部分で生活しています。
ツノがないと波に揺られてあっちにコロコロ、こっちにコロコロ。そしてポトン??
水があるので落ちて割れる事はないし、深い場所に落ちても、登ってこれますが、無駄なエネルギーを使ってしまうことになります。
ツノがあると、岩場に引っかかって深い場所に落ちずにすむ事も多そうです。
ツノがあると狭い場所に隠れられなくなるのでは?
殻にツノを作るエネルギーと登ってくるエネルギーとどっちが有利か??
登るあいだに食べられるリスクは?などなど、他の理由も含めて、結果としてその地域に生き残るのに有利なツノの長さのサザエが生き残ります。
結果として、瀬戸内の波が少ない地域では角が小さめ、波が強い場所にはツノが発達している傾向があると言われています。
他の貝は?角があるのか??
同じ巻貝でも、砂浜に潜るタイプのアカニシガイはトゲがありそうで・・・ない。
もしトゲがあったら、潜りにくいでしょうね。
潮干狩りで潜っているタイプのアサリたち二枚貝は表面がツルっとしているな!なども想像できます。
そんなことを考えながら潮干狩りに行くと、新しい楽しみができるかもしれません。
「こちら」から貝の種類を覚えて、潮干狩りで貝を探してくださいね!