黄金アジとは? 江戸前の旨いマアジ!
黄金アジとは?
種名ではなく、マアジで色が黄色~黄金色の明るいのが特徴です。
根付きアジ、瀬付きアジとも呼ばれて、比較的浅場で釣れるアジです。
神奈川県走水の黄金アジ
これに対して、普段スーパーで見かけるマアジは黒っぽいアジが多いのではないでしょうか?
なぜ色が違うのか?
諸説あります。
説①住んでいる深さが違う。
生きている時のアジは鮮魚の色とは違います。水族館の野外(水深1m)で泳いでいるマアジを例に見てみましょう。
敵や餌から見えにくい方が生き残りやすいので、水深が浅いと明るい色が目立ちにくく、深いと黒っぽい色が目立ちにくくなります。
つまり、黄金アジは水深が浅い場所で獲られたマアジと言えます。
説②餌が豊富で太っていて色が銀色に!
根付きアジ、瀬付きアジと呼ばれるだけあって、あまり移動しません。
なぜならば移動する必要がないほど栄養が沢山あるから!
代表的な餌は・・・「こちら」で紹介しているワレカラ!
海草であるアマモに多く潜んでいるので、魚達が美味しく育つためにも海藻・海草も豊かな海には必要なのです。
海で泳いで足にあたる海藻たちが邪魔だな!なんて思わないでくださいネ。
黄金アジは高級魚?
陸に近い場所は複雑な地形なので沢山獲る事ができず、一尾ずつ釣るため手間がかかり希少価値が高くなります。
結果として、お値段は高めとなりますが、オイシイ!と評判です。
見かけたら食べてみてくださいね。
黄金アジだけじゃない!おいしいマアジたち!
住んでいる場所や餌で色が違う事もあれば、大きさも違います。
ある日の市場で買ったマアジたちですが、こんなに差がありました。
全部「マアジ」です。
普段は150-200g程度のアジを見る事が多いと思いますが、800g程度のアジは、別の種類か??と思うほどだったりします。同じ大きさでも脂が乗っているかをチェックしてブランド化している島根県の「どんちっちアジ」などもあります。
一尾一尾生きてきた環境も違うので、ジックリ味わっていただければ!
豊漁の時は500gぐらいいつものアジの二倍ぐらいの重さのアジがいつもと同じ値段で売られていたりするので買ってみてほしい!
アラスープの作り方
頭と中骨はスープがおススメです。三枚おろしが下手でもスープが美味しいので悲しくなりませんよ。
あら、酒、醤油、塩だけで5分で簡単に作れます。
捨てるハズのアラでもう一品作れて美味しいので嬉しくなりますよ。
さばいた後の骨をスープ用に冷凍保管するのも便利ですよ。