アマモは甘いの? リュウグウノオトヒメノモトユイノキリハズシ
甘いアマモ
引っこ抜かずに、浮いて流れているアマモで試してみてください。
埋まっている根っこの白い部分がほのかに甘いです。
ジュースを飲んでから噛まない事。甘さが感じられません。自然の甘さをわかる人は、舌が正常??
アマモは海藻じゃなくて海草 カイソウ・ウミクサ
一度陸にあがってから海に戻ってきたアマモは草です。
真水に当たらないと芽が出ないので、河口近く等で見られます。
海藻サラダ?海草サラダ?どちらが正しい?は「こちら」へ。
リュウグウノオトヒメノモトユイノキリハズシ
「竜宮の乙姫の元結の切り外し」です。髪の毛のようにナガーイということですね。
英名は「eel grass」でウナギの草。ウナギのように長い・・・。
竜宮の乙姫の方がオシャレな感じがしますね。
海のゆりかご アマモ場
海藻や海草は海の中では立体的なマンションのような形になります。そこに住む生き物は、何もない水と比べるととても多くなります。
そしてモサモサしていて、泳いだりするにはチョット邪魔な海草達は魚に取ってもジャマな存在。
そのため、そのような魚から逃げたい小さな生き物たちにとっては隠れ家になります。
イカの赤ちゃんが隠れていたり・・・
ワレカラ君たちがいたり・・・。
このような生き物が海の豊かさにつながります。
黄金アジはワレカラ太刀をたくさん食べて美味しくなっているという説も。
アマモを・・・・・見た目で判断しないでね。
①アマモが茶色い。
汚くない?って思っちゃダメ。見た目が悪いのは、あなたの感覚。
枯れ始めていると分解されやすくなって、小さな生き物のエサになるし、海底に溜まって埋まって炭素を地中に保管したり。自然の中でしっかりとした役割があります。落ち葉が腐葉土になるのと同じイメージ。
一方で、ノリの収穫の時に混ざってしまいジャマモと呼ばれる事も。自然の一部なので、目くじら立てないでほしい・・・・。「こちら」の三重県のページでは、詳しく解説されています。
②アマモが泡立っている
え??・・・・洗剤??薬品??・・・・ではありません!
これ、光合成で発生した酸素です。
大潮でちょっと浅くなっているから潮で流れずに目立ってわかりやすい例です。
ちょっと面倒かもしれませんが、何でもしっかり知ることで不安なことがなくなっていきます。
アマモがあるから魚も増えます。
アマモも観察できる「すだて漁体験」はおススメ!