くじらのヒゲってオシャレのため? ヒゲクジラのヒミツ
ヒゲクジラとハクジラの違い
ハクジラは歯があります。シャチとかマッコウクジラとか。
比較的大きなエサ(アザラシやダイオウイカ)を食べるような種類がハクジラです。
ヒゲクジラは歯がありません。シロナガスクジラ、イワシクジラ、ミンククジラ、ナガスクジラ・・・。
歯の代わりにヒゲ(ヒゲ板)が口の中に生えています。
ヒゲってどんな形?硬さは?
ヒゲと聞くと、モジャモジャしている感じですが、鯨のヒゲはチョット違います。ヒゲ板と呼ばれる一枚を取り出してみました。
拡大すると、先がほぐれて髪の毛のようになっています。
乾いていると下敷きよりも硬いヒゲ板。
このヒゲ板が口の中に1センチ間隔でびっしりと数百枚並んでいます。
根本の断面を見ると、穴が開いている様子が分かります。
エサである魚を海水ごと飲み込み、このヒゲ板で濾すことで水以外の魚が口の中に残るので飲み込みます。
魚達が当たった部分がバラバラにほつれる感じですね。
ヒゲ板は硬い?柔らかい?
乾いていると下敷きのような硬さですが、乾燥する前は弾力があります。
珍しい生のヒゲ動画は「こちら」
この柔軟性で、オキアミのような小さい生物から大きなカツオまで上手に濾しとって食べるのですね!
様々な種類の鯨のヒゲは「こちら」で紹介!色や形が違っているのは食べる餌が違うからかな??
どっちが外側?
クロミンククジラの口の内側から見たイメージです。
モジャモジャしていて、小さなオキアミやプランクトンも逃がさなさそう。
外側から見ると、硬そうな感じです。イラストで口に線を描いたことがある人も、実物を見た事は少ないでしょう。
口の中で魚が当たると、クジラ板が少しずつばらけて繊維状になり、その結果オキアミなどの小さな生物も逃がさずに上手に濾し取れそう。生物の体は、うまくできていますね!
前から見るとこんな感じで上にしかヒゲがありません。
横から見ると分かりやすい??
下あごがガバッと開いて、魚を水ごと口に入れます。
あごの下には風船のように広がるウネスがあり餌を沢山飲み込めます。
ハクジラは餌を濾し取らずに飲み込む食べ方なので、ウネスはありません。
↓チャッピーのハクジラの絵には、ウネスが書かれていましたが、これは間違いですね!
ちなみに・・・ハクジラのマッコウクジラの歯は、下にしか無いように見えます。
ガブガブ噛みつくというよりは、下の歯でイカなどを引っ掛けて食べている感じだそうです。
上の歯が無いように見えますが、実は埋もれた歯があるそうですよ。
口の中にあるし、ヒゲは歯なの?
いいえ。歯ではなく、人でいう髪の毛や爪と同じケラチンという成分でできています。
断面を見る限り髪の毛のようなので、そういう意味ではヒゲと呼んでもおかしくないですね。
歯よりも髭の方が効率よくご飯を食べることができるなど、きっと理由があるハズです。
ただ・・・やっぱり変な気がしますネ。
他にもハクジラとヒゲクジラの違いは、鼻の穴の数!という事を知らない方は「こちら」へどうぞ。
知っているようで知らないクジラたちの情報を確認してくださいね!














