魚の栄養や健康機能性がたくさん。食中毒対策を知り、おいしく安全に魚を食べよう。

時間よ とまれ! 冷凍技術

冷凍とは?

温度を下げて、水を動かなくしてしまう技術で時間を停めてしまうのが冷凍技術。

沢山取れた魚が腐らせずに鮮度を保てます。その冷凍方法は色々あります。
冷凍食品のように、調理した食べ物を凍らせて、すぐに食べられるモノもあれば、獲った姿のまま一匹丸ごと凍らせる場合も。

陸から遠い場所で獲った魚、売るまでに時間がかかる場合は船の上で直ぐに凍らせる場合もあります。

実際の魚達で見ていきましょう。

スルメイカ

釣った船の中で一尾ずつ、ほとんど生きたまま凍らせてしまう場合があります。

凍っていると霜がついておいしく見えないけれど、解凍して解剖すると、血がまだ青く見えるほど。

好きな時に溶かして食べればいいので、とても便利だし、船の中で獲られたままの鮮度だから、お刺身として食べてもOK!

 

エビ

養殖池から取ってきてすぐに冷凍しているエビも。

冷凍だと表面が霜等で白っぽく見えるけれど、解凍すれば生きていた時のようにピカピカのエビに変身。これが一年前に取られたエビと言われても信じない人も多いです。

日本のエビの95%は海外から来ていて、ほとんどのエビは冷凍されて時間を止めて運ばれることが多いのです。

ボタンエビなどのように、船の中で取ってすぐに冷凍する場合もあるので、お刺身やお寿司として食べてられています。

左側のスキャンピーのように表面に氷の膜をつけて凍らせる(乾燥しない様に)方法や、40匹ぐらいを一つの氷に閉じ込めてしまう方法も。
お店で沢山売る場合や、レストランで少しずつ食べる場合等によってイロイロな凍らせ方があるよ。

マグロ・カジキ

有名なのがマグロ。イカやエビはマイナス40℃ぐらいで船の中で冷凍されるけれど、マグロはマイナス60℃ぐらいで一気に冷凍してお刺身でおいしく食べられるようにしています。

釣ってすぐに〆て、エラ、内臓を抜いて船の中で冷凍庫へ。数か月したら陸に戻って冷凍倉庫へ。

凍ったまま糸ノコギリのお化け(バンドソー)で切ってお刺身ブロックにすれば、ホボ取れた時のままで食卓に並びます。

 

どこで取れるか、売れるまでの時間によって時間を停めてしまう冷凍技術。

取れる時期と食べたい時期(お正月!とか)が違う場合でも、皆が食べられる便利な技術なのです。

他にも、好きな時に食べられる便利な冷凍魚も探してみよう。

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