アサリの年齢が知りたい! 小さくても5-6歳??

アサリの年齢

アサリは冬を越すときに線(年輪)が入ります。

なので、だいたいの年がわかります。わかりにくい場合もあるけれど、パックで買うとだいたい同じ大きさで、わかりやすい子↓こんな子が混じっています。

 

これは春に食べたあさりですが、黒い線が4本なので、大体4歳かな?とわかりますね。

なんで線ができるの?

どの生き物でも、一番生き残りやすい季節に生まれます(餌が多い春や夏が多いですね)。

生まれた後のあさりは潮の満ち引きで一日ごとに成長して日輪(にちりん)が刻まれます。

餌が少なくなる冬は、成長よりも生きるエネルギーに力を注ぐので成長がゆっくりになり、日輪の間が狭くなり、遠くから見ると線のように見えるため、一年に一回の年輪ができたように見えるのです。

他の生き物でも木の年輪や魚の耳石、鯨の耳垢栓(じこうせん)などで年齢がわかり、これが研究に役立てられる事も多いですね。

養殖しているトリガイでは、育てているカゴを洗ったタイミングでも線ができる(洗うタイミングで驚いて餌を食べなくなる?カゴについていた栄養が少なくなる?)ことがあるようです。

アサリも餌が少ない年は成長が悪かったりして、貝殻にアサリ人生が刻み込まれるんでしょうね。

生きもの以外で似ているのは・・・等高線は似てますね。

国土地理院1/25000「北軽井沢」より

もっと正確に年齢を知りたい!大きさからわかる?

アサリの個体によっても大きくなりやすい個体もいればそうでない場合もありますし、地域によって海の状況も違えば餌の量も違います。

でもおおよその大きさの違いは「こちら」の42ページの左下でわかります。

函館湾では5歳を超えるとあまり大きくなりません。寒さと関係するのかもしれませんね。

 

変な形のあさり??

食べていると、不思議な形のアサリに出会う場合が。

なぜそんな形になってしまったのか??

形や色には理由があるので「こちら」で考えてみましょう!

 

そのうち、「アサリの解剖にチャレンジ!」も紹介しま~す。イカに負けず不思議な体を持っているアサリの秘密を知って、食卓で自慢しましょう!

« »

この記事をシェアする
タイトルとURLをコピー