カツオの一本釣り 体験学習‐2
体験学習の準備と実施手順の説明です。
●カツオの一本釣り
釣り竿から伝わるカツオの重さを体感してもらって、船上で大変な作業をしている漁師さんの苦労を感じてもらい、その漁師さんと命を頂くお魚に感謝して、しっかり残さずに魚を食べてもらうことが目的です。
準備・作成(道具のDIY方法)
・釣竿は、中古の釣竿の加工でもできる(中古を釣具屋さんで安く分けてもらえればベスト)
・3本つなぎの2本を使用 1番先は弱く折れやすいので、使わない
・2番目の先端にひもなどで「輪っか」を「しっかりと」取り付ける
・糸はこんな感じ 「重さ3Kgを何度も釣りたい!」と釣具屋さんで作ってもらうとよい
・カツオは巾着袋を作成 白色の布地に染めたり、本物らしく縞模様で染め、ヒレを付ける 目はボタンなど。
・中に入れるモノ(ペットボトルの大きさ)を工夫すれば対象年齢に幅を持たせて対応できる。重さ調節可能なので小さい子供は500gなどでも。
・隙間はタオルなどを入れていたくないように。形を整える。
実施時の手順
・体育館のステージなど(1段高い場所)を利用して行うのが一般的だが、平面でも天井の高い場所なら工夫次第でできる。
・小さな子供には一定距離を引っ張れればOK とする。
・5年生以上には置いた机や椅子を的にカツオを乗せれば成功とする。
実施上の注意 ~先生/指導者へのお願い~
さお先が周りの他に当たると危険です。十分な広さで行ってください。
①始める前に竿と糸と模擬カツオの作りの強度と繋ぎの点検・チェックをしっかりとお願いします。
②力が余って釣り上げたカツオが飛んできてケガをしないように
・次の順番を待つ子供たちには、釣りをするお友達から十分に距離をとって、釣りをするお友達をしっかり見て応援させてください。
・釣り竿の曲がりの反動でカツオが飛び回らないように、釣り上げはゆっくりと。 引き揚げる程度や的(まと)は年齢と体力に合わせて調整、指示してください。(ゆっくり揚げた方が重さを感じます)
「カツオ一本釣り 体験学習ー1」も参考にどうぞ!