ハレの日には・・・鯛の塩釜焼!簡単で楽しい塩釜焼の作り方!

鯛の塩釜焼とは?

鯛の塩釜焼きは、豊臣秀吉が朝鮮出兵のときに玄界灘の鯛を塩で包んで焼いて母親に届けたのがルーツと言われています。かたく焼かれた塩釜を割って・・・ホクホクの鯛を食べて・・・あけましておめでたい!

当時年貢にもなっていたほど高価だった塩をふんだんに使い、包みこんで蒸し焼きにすることで、冷蔵技術がない時代でも腐敗を防ぎ、保存できる方法で素敵な知恵なのです。

再利用できないお塩がもったいないと感じる人が多数!でも、だからこそハレの日等にチャレンジしてほしいです。

お祝いやハレの日にこそ塩釜焼!和風、洋風、正月、クリスマス、節分、誕生日なんでもござれ!

人が集まるハレの日こそ鯛一尾を食べる絶好のタイミング!思い出にもなります!

島国日本らしく、魚と塩と昆布などだけでつくるシンプルな料理で魚は白身なら大体なんでもOK!

蒸し焼きで昆布の旨味と塩味が入り、魚の旨みがより引き立ちます。冷えても食べられますが、やはりホクホクの熱いうちがおススメ。

クリスマスに昆布は合わないので洋風にしたい!という場合は月桂樹(ローレル)を昆布の代わりに周囲に並べてお腹にはローズマリーを入れて香りづけにしてもいいですね。

レモン風味にしたければ昆布の代わりにレモンを輪切りにしたり。

中身はイシダイでも美味しい!

節分だって塩釜焼!鬼の絵を描いてしまえ!

ハロウィンだって塩釜焼!

目の大きいキンメダイと目玉模様。センスがキラリと光ります・・・よね?

魚だけでなくお肉でもOK。味付けや絵を工夫すればいつでも楽しめます。

簡単に作れる!

お店でエラ内臓ウロコ抜きの鯛を準備してもらえば、家での準備は5-10分だけ。

鯛をさばいたとしても、慣れれば15分で下準備終了。

大きすぎる鯛はシッポを切ってデコレーションにしてみても楽しい!

ウサギ年だから・・・雪ウサギ風に!

こんな感じでペタペタ形作って絵を書く楽しさばかりのイイトコどりで、後はオーブンにおまかせでいいのです!

塩釜焼の作り方

①魚を用意:下処理は魚屋さんでもOK!

②塩と卵白を2-3分しっかり混ぜてメレンゲ様にフワフワにする。

③フワフワの塩を1/3ぐらい敷いて・・・

④昆布を置いて・・・ウマミのオマジナイ。

⑤下処理済みの鯛を置く!頭は左!

⑥昆布の布団をかぶせて・・・・

⑦塩をかぶせてペタペタと・・・・

⑧塩の形を整えたら・・・・

⑨卵黄で模様を描いて・・・・

⑩オーブンで焼いたら完成!1Kgの鯛で200℃40分、2Kgぐらいなら220℃40分ぐらい!

⑪こんこんっと割って塩を取って昆布も剥がして・・・・

 

⑫食べる!小さければお皿に移してもいいですし、豪快に塩釜の中からでもOK!

アツアツがおすすめ!

鯛の塩釜焼を作るためのレシピ

・鯛 金目鯛など白身魚でも美味しい!)

※上のキダイは300gぐらい。大きさはお好みで。1Kg程度あると大盛り上がりです!

・昆布(洋風ならば月桂樹(ローレル)、ローズマリーなど。レモンを輪切りもいい香り)

・塩(鯛の1.5倍重さ) 余ったら↓仲間を作っても楽しい!

・卵白(塩500gに1個分)

・卵黄(1個:絵を書く)

シンプルに卵黄なしもcool!

必要な道具

・オーブン(200℃40分程度の機能)

・天板、キッチンシート(天板に敷く)

・ボール(塩と卵白混ぜ)

・木槌(塩釜割り) 金槌でもできない事は無いです。

・小皿(模様用卵黄入れ)

・とりわけ用のトング

※鯛を自分でさばく場合

・スプーン大(うろこ取り)、キッチンバサミ(エラ、内臓取り)、骨抜き(内臓取)、キッチンペーパー

鯛を下処理したい!簡単にさばきたい!

包丁やまな板を使わない下処理方法を覚えれば、1Kgサイズの鯛は5分程度で下処理できます。

スプーンとキッチンバサミを使って、他の魚でも応用できるのでちょっと見てください。

エラの色や内臓のプルプルを見慣れれば刺身にできる鮮度もわかるようになりますよ。

※塩焼きの場合は無いと寂しいヒレですが、塩釜焼では不要です。

さばく時にトゲでケガをしたくない!という人は先にヒレを全部切ると下処理が簡単で、食べやすくなります。↓毒があるアイゴも同様にするとラクチン!

塩釜焼が塩辛い!しょっぱい!そんな時の考え方

しょっぱい!失敗?!と思う前に・・・

①塩で包んだらすぐに加熱しましょう。時間がたつと塩が身に入りやすくなります。焼いた後は硬くなった塩釜から塩分が移る事はありません。

②皮は塩味がついてしまうので積極的には食べません。そのためウロコが多少残っていても大丈夫。

むしろコンブが無い場合にウロコを全て残し、焼き上がってからウロコをいっぺんに剥がすと塩辛さは防げます。

③しょっぱい原因は、鯛の身に塩が触れすぎていることが原因です。

コンブやローレルでしっかりと包むことが大事。

④お腹に塩がドサッと入らないように右腹に切れ目を入れて内臓を取るとおなかに塩が入りにくくなります。

塩釜焼のコツ

・顔の周りは昆布をつける事。

塩釜をはがした時に塩にくっついて顔が無くなりま見栄えが悪くなります。

↓身はキレイに剥がれたが、顔の一部が剥がれた・・・

・塩釜を割るときは横を一周コツコツっと割る。

ど真ん中を叩くと・・・塩が粉々に飛び散り、魚の身も割れます。豪快さが好きな人は止めませんが・・・。

・見た目が大事。

センスがある人が絵付けをするか、ピカソ的な芸術を堪能するか・・・。楽しみ方はそれぞれです。

というわけで塩釜焼を楽しんでくださいね!

塩がモッタイナイ!再利用できなくてモッタイナイ!という方はヒレを立てて塩焼きでも鯛を美味しく食べられます。

「こちら」から下処理済みの鯛があれば5分で準備できる塩焼きを紹介してます。

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