ウチワザメをさばく!サメ?エイ?《未利用・低利用魚》
ウチワザメはサメ?エイ?食べて確かめる!
鹿児島県の定置網でとれたウチワザメをさばいて食べてみたのでご紹介!
さて、この魚、サメという名前だけど、見た目はエイみたい。
ひっくり返してお腹側からみると、水族館で見かけるエイのにっこりスマイルと一緒。

そうなんです。実はサメではなく、エイの仲間なんです。
サメとエイの違いについて詳しくは「こちら」
まずは観察
名前の通りうちわのように平らな体。うちわ部分の前方のふちにはサメ肌のような硬いボツボツ(砂に潜るときのために保護しているのか?)。
そして、黄色の斑点。なんでここだけ黄色なんだろうと思ってたら…
チクッ!よくよく見てみたらするどいトゲがあるではないか。尻尾の上にもありました。
ちょうど頭やエラ、心臓がある位置だから、これらを守るためにあるんだろう。黄色にすることで敵にもここにトゲあるぞ!痛いぞ!って知らせているのかな?
トゲに気をつけてさばいていきましょう。
① 金だわしで体の表面をこすってぬめりを落とす。(熱湯をかけるのもあり)
② おしりの穴からキッチンばさみでお腹を切り取り、内臓をポイッ
③ エイひれになる部分をはさみでカット(固めの軟骨をよけながら)
④ ひれの端の皮を包丁で少しはがす。

⑤ 滑らないようにキッチンペーパーで皮をつかみべりべりっとはがす。結構力がいりました。アカエイと同じように熱湯をかけてこすり落とした方が楽だったかも。

⑧ 尻尾は軟骨(背骨)に沿って三枚におろして、包丁で皮をはぐ
食べてみよう!
まずは尻尾とヒレの刺身。尻尾はドチザメのような感じ。弾力があり淡泊な感じなので、醬油よりも酢味噌とかの方が合いそうでした。ヒレは結構筋が強くて、加熱した方が食べやすいかな~
唐揚げ(左。右はツバメウオ)は間違いないですね。揚げ時間を長くしてパリパリにしても、短めにしてフワフワの身を楽しんでもOK。うちの1歳9か月の娘も口に放り込んでむしゃむしゃしてました。(軟骨はペッてしてましたが、お気に入りの様子)
アカエイなどと比べると可食部が少ないのが難点ですが、味はおいしかったです!
















