明太子とタラコの違いを知りたい! 親は誰?何の卵?

それぞれの魚卵の親は誰なのか・・・

これも、わかりにくいシリーズですが、マダラコ、スケコという専門用語を覚えれば完璧です。

タラコは、鱈の子

タラコは日本語で「タラの子」という意味です。

日本で獲れるタラは、2種類。真鱈(マダラ)とスケトウダラ(スケソウダラ)なので、どちらもタラコと言えます。

ただし!明太子にできるのはスケトウダラの卵だけ!

マダラとスケトウダラの卵は大きさが違い、マダラコは握りこぶしサイズ、スケトウダラは親指1本から2本程度サイズの細長さで見たらすぐにわかります。

魚卵2種を扱う場合はマダラコ(マダラの子)、スケコ(スケトウダラの子)とも呼び混乱を避ける事が多いです。もっとも、スケコの方がマダラコの5-10倍程度値段が高いのでまず間違える事はありませんが・・・。

もちろんメスのマダラコも煮つけなど美味しいです。

マダラ

スケトウダラ(スケソウダラ)

卵が見えます。スケトウダラは卵がポイントなのでメスが人気!

タラコ(お弁当の具材として)

一般的に塩漬けの「タラコ」はスケトウダラの卵を指し、おにぎりの具材に入るサイズぐらいです。

もちろん焼きタラコもスケトウダラが親です。

メンタイコ(明太子)

明太魚は韓国語でスケトウダラの事。つまり、メンタイコはスケトウダラの卵のみ。

辛子明太子は「辛子とスケトウダラの子」の事なので、マダラコで同じ味付けにしても明太子と呼べません。

タラコスパゲッティ(たらこパスタ)はどちらの卵?

たらこは日本語で、タラの子どもなので、マダラでもスケトウダラどちらでもOK。

スケトウダラの卵の方が値段が高いので、たっぷり使うならマダラでしょうか。

明太子スパゲッティだと、真鱈の卵に唐辛子を入れて辛くしただけではダメ。

明太子「風」スパゲッティだとマダラのたまごでもOKでしょうか・・・・。

 

というわけで、サザエでもマスオでもないタラちゃんの親、わかっていただけたでしょうか??

一尾のマダラをさばいて、卵の大きさに驚いたり、スケトウダラをさばいて白子を楽しむもよし、鍋でホロホロの身を味わうのもお薦めですよ。

 

同じように似ているけれど違う似たものシリーズ 他の話題は「こちら」から!

« »



この記事をシェアする
タイトルとURLをコピー