鮮度が肝心!急いで数えろ!鯖を読む サバを読む サバ読み
なぜサバ?イワシやアジを読むではダメ?
足の速いサバ。「サバの生き腐れ」と呼ばれるだけあってノンビリ数えていたら悪くなってしまう。
鮮魚の中でもサバは特に鮮度の落ちが早いので、早く売らなければならずに時間が勝負なので、鮮度が落ちる前に急いで売るために、ざっくりとおおよその量で売ったからと言われています。
今は潤沢な氷の中でしっかり冷やされて流通網も発達していますし、食べる分以上に獲れた場合は冷凍して保存もできます。なので、「サバ読み」は鮮魚の場面で使われるよりは、日常の年齢サバ読みの場面で使われることが多そうです。
生きているサバ。背中の模様が美しい。
鯖を読む(サバを読む)
「数や量をサバ読みする」、「年齢をサバ読みする」等の場面で使われて、数・量・テストの点は多めにサバ読みし、年齢の場合は少なめにサバ読みする人が多いでしょうか。
どちらも、自分に少しでもメリットがあるようにするためにサバ読みします。
ただし、完全に嘘をいうというよりは、ごまかす意味合いが強く、口で話して聞き間違い!と言えそうだったり、ジョーダンで通じる場面が多いのではないでしょうか?
ごまかしてはいけない状況ではサバ読みではなく、詐欺、騙しになってしまいます。
市場では今もサバ読みしているの?
売る側と買う側のどちらか一方が得をする関係は長続きしません。
騙され続けたらその店にお客さんが寄り付かなくなります。
なので、お互いが長続きできる相場で魚は売買されるようになります。
市場では、何キロ単位かで販売する事がほとんどで、値段が明確なことで、買う人は産地や太り具合に等の情報をしっかりと他の店と比較ができて目的のものが買いやすくなり、最終的に消費者のためにもなっています。
サバのお造りでサバ読み?
豊後のサバのお造り。活魚が10分ほどで出てきました。
60切れぐらいのお刺身が盛られていて食べるのが大変でした!
※50切弱でしたが、大げさにサバ読んでみました。
サバに限らず・・・シワケは大急ぎ!
イワシが群れで販売されている中に・・・サバ発見!
群れで取れた魚はザザッと分けられるのでたまに混ざってしまいます。
最初、捨てられそうになりましたが、イワシと同じ値段で売ってもらいました。
同じ感じで、しらす干しの中にフグが!などと問題になる事もありますね。「こちら」