イカのスミで遊ぶと・・イカをしっかりさばける説。な、プログラム
イカスミが欲しい!
イカをさばくのは面倒だけどイカスミで遊びたい人は多いハズ!
一時間ぐらいでざっくりとイカスミで遊んでみませんか?
ついでにイカをしっかり書けるようになって頂きたい!
準備するもの
イカ(何イカでもいいけれど、値段や墨の量を考えるとスルメイカがおススメ。)
紙と鉛筆、墨汁(お好みで)
おわん(イカスミを入れる器)
イカスミプログラム(60分ぐらい)
①何も見ずにイカの絵を書く。
参加者のレベルが大体わかる。ヒントとして、様子を見ながら目や口、もじゃもじゃは何本?等と語りかけながら5分程度でなるべく詳しく書くように声をかける。
書いた段階でポスター等を広げていったん正解を紹介。
お薦めはマルハニチロのイカポスター。「こちら」から550円+送料。
頭を上に書くので、モジャモジャは上になるのが正式。かけた人はしっかり褒めます。
世界には600種類近くのイカがいて、形も色も大きさもそれぞれです。
胴体に目はないけれど、書いてしまう人が多い。いかのお寿司に目は無いでしょ!と説明すると納得してくれるハズ。
目も片面に二つ可愛く書く人が多いけれど、真横についていないと真後ろから敵にバクっと食べられるよ!などと説明すると、実物を見て書く時にイカらしく書けます。
②イカを見て絵を書く。
右:イメージ 左:説明後に実物を見て。 10分でこんなにしっかりイカになるのです・・・・。
③講師がさばいて見せた後に参加者が一斉にさばく!
「こちら」を参考にロウトを上にしてハサミで切って進めます。
ハサミは何でもOK.内臓を切らないように!
ぺろりと胴体を広げると・・・
※黒く見えているのは直腸です。💩が出る寸前。・・いや、これは漏れている・・・。
左から右に向かって直腸を指で優しくなぞると・・・さらに漏れて参加者の男子諸君がとても喜びます。お試しあれ。
直腸の下の銀色の細いスジが墨袋で、さらに下の大きな銀色が肝臓です。
💩も墨もロウトの中に出ていくのがわかります。
墨袋ゲットが目標なので、イカスミが出る場所をしっかりつまんで取って、お椀に入れておき、あとで墨を絞り出します。
墨袋を取ったら腕をガシっと掴んで持ち上げて胴体と離します。
スミ袋さえ綺麗に取れればさばくのはとても簡単。
時間があれば、エラを取って水に浮かべると表面積を大きくして海の中の空気を吸い取るためだなぁと見せるのも人気です。フワフワと鳥の羽みたいに広がります。
イカスミで絵を書くor色を塗る!
墨袋の中のスミをお椀に入れて、5滴ぐらいの水で引き延ばします。
指で書いてもいいでしょう!
右が墨汁、左がイカスミ。真っ黒ではなく、ちょっとセピア色。
新聞紙で挟んで持ち帰ってもらうと汚れずにすみます。
墨袋は、なんで黒くないの?
墨袋を恐る恐る取ろうとしています。黒いイメージかもしれませんが銀色に見えています。
先ほどの写真では黒く見えた直腸が身体と透明で目立ちません。
でも墨袋を引っ張ってはがした場所は黒い色(肝臓と触れていたあたり)が見えます。
肝臓も銀色だけれど、墨袋と触れていたあたりは茶色く見えます。
なぜ??
イカは透明で目立たないように生きています。
折角目立たないようにしているのに、墨袋が黒いと水中に内臓が浮かんでいるように見えてマグロなどにパクっと食べられてしまう!だから肝臓なども銀色に見えるのです。
ほたるいかで見てみましょう。完全に透明ではないけれど、目立ちにくくなっていますよ。
イカを記念にお土産にしたい!
王冠、クチバシ、甲ら、目玉の水晶体は水で洗って乾かせば保管できます。
ペーパータオルを最初に用意して置いていけばそのままお土産にできます。
なお、これらは食べられませんが、お土産を準備していくと自然とさばけるようになってしまいます。
ただし・・・目玉は爆発するので手でドーム状にガードしてから切る事。
実験教室で実施したけど、時間より前に終わってしまった!時間を長くして持たせるには?
タコとイカの違いを「こちら」からチェックしておけば、早く終わりすぎた際に時間を調整する事もできます。
家でも楽しめる!
紙を使わずにシンクに書いたり・・・窓ガラスに書いたり???
「こちら」で紹介しています。コラ!タコ!等と怒られないように!ね。