ニザダイをさばく!サンノジとも呼ぶ、潮の香りが強めな魚!

ニザダイ・サンノジとは?

シッポの近くに三本の線があるのでサンノジ!

皮を引くと皮目が鯛に似てるけれど、味はマダマダ、ということで・・・にいせ(新背=青二才)なタイが・・なまってニザダイ。

シッポの近くの、危険なガラス質の武器がに注意してさばきます。

磯の香りが強め?

ニザダイは海藻が主食で細かい歯で海藻を食べます。細かい歯がゾロゾロっと。

消化のために内臓が長く、磯の香りが内臓から身に移りやすく、時期によっては潮の香りが強めです。

なので速やかに取り除きます。

この子は6月末に三宅島でモリで突いてすぐに内臓を引っ張り出しました。

内臓周りには脂肪がついており、口に入れるとトロリと溶けだします。

サンノジをさばく!

ヒレを切って、頭を切って三枚におろすのはいつも通り。

皮自体はカワハギのような感じで丈夫だけれど、カワハギのように剥がすよりは包丁で引くのをおすすめします。

黒っぽい皮の下はきれいな白身。鯛のような模様です

え?皮引き失敗してるねっ!て?そうです。皆さんが自信を持てるように・・・これぐらいでいいのでイロイロチャレンジしてくださいね。

磯の香りが強すぎる!そんな時・・・

ニザダイは個人的に形も味も好きな魚で、見かけたら捕まえようとがんばります。

今までに20匹以上突いて食べたでしょうか。

が、この個体は、今まで食べたニザダイの中で特に潮の香りが強くて、ニザダイ好きの私でも正直チョットつらかったのです。

そんな時は・・・牡蠣のようにレモンで食べて潮の香りを弱めたりと試しながら食べるのですが、この子は、なかなかシックリこず・・・・。

最後に邪道かな?と思いながらもニンニク醤油で食べてみたところ、抜群の旨さ!でした。

ニンニク醤油が食卓に並んだとたん、隣に置いていたハクセイハギの刺身よりも先にニザダイの刺身が無くなってしまったほど。貝(潮の香り)が苦手な妻もパクパク食べてくれるほど絶賛のニンニク醤油味でした。

カキの潮の香りをレモンでサッパリさせたり、カツオの血生臭さをワサビやショウガで爽やかにさせるように、潮の香りが強い時は、ニンニク醤油もお薦めです。そうやって上手に美味しく食べれば、食べにくい魚たちも美味しく食べる事ができるようになります。

そのままでは食べにくいアンモニア臭が強めの大型のイカ等も、ニンニクやショウガの香りでマスキングして上手に食べることで、無駄なく食べる方法は普通の事。

同じ種類でも季節やエサ、個体による個性もあるので味付けは醤油だけでなくて良いのです。

磯焼けの原因になる魚は「アイゴ」も有名です。トゲに毒もあるので注意が必要ですが、ハサミで切れば料理しやすくなります。「こちら」

 

未利用魚と呼ばれるこれら魚達も、実は美味しく食べることができます。

要は知らないだけなので、知れば利用する事につながるのです(詳しくは「こちら」)。

 

さて、怖いものは無くなった人は、「こちら」からバンバン魚をさばきましょう!

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