大衆魚とは? 対極は高級魚?

大衆魚とは(タイシュウギョ)・・・

大衆(多くの人・一般の人たち)が楽しめる、お値段安めの魚の事です。対局は高級魚。

一般的には、大量に獲れる魚種であるアジ、イワシ、サンマ、イワシ、スルメイカ!等の皆が知っている魚です。

ただ、明確に定義が決まっているわけではありません。

スルメイカは2010年頃までは一杯100円でしたが、今は3~10倍の値段で相場によって高級魚とも言えます。

また、同じ大きさのスルメイカでも、活イカだと一杯2千円以上など、鮮度や釣り方、運び方によって高級魚になります。

他にも大きさ、ブランド、時期によっては値段が高くなる魚もいます。

高級魚とは?

値段が高い魚をさしますが、様々な要因によって値段が変わります。

鯛は本来高級魚ですが、養殖でほしい人が全員買えるようになると・・・・

同じ種類でも年や時期、天候によって獲れる量が変わると値段も変わる!

そもそも獲れない年や時期は皆が楽しめませんし、天候が悪くて漁師さんが海に出れなければ魚を欲しがる人が多くて値段が高くなります。

逆に高級な魚も、大量に獲れれば1尾100円で売られてもおかしくありません。

時期によって味が変わるのもさかなの面白いところ。

回遊魚で普段はいないサンマやカツオが獲れ始める旬の走りは特に皆が欲しがるので値段は高い傾向があります。

同じ種類でも、漁法によっても値段は違う!

大衆魚のアジも、網で取ると値段が安めですが、一本釣りだと手間がかかった分値段は高くなります。

当然、高級料理店のお寿司のアジは、一本釣りだったりします。この場合は大衆魚ではないですね。

同じ地域のアジでも10倍以上の値段になる場合も珍しくありません。これは高級魚です。

同じ種類でも地域によって値段が変わる!

例えば北海道では大衆魚のタラやホッケやニシンは、沖縄では獲れません。

逆もありますね。

漁獲地から離れている地域では運ぶ運賃が高すぎて大衆魚にはなりません。

部位によっても値段が変わる??

フカヒレのように一部は高級食材でも、身はハンペンなど大衆の味方だったりと、部位や食べ方(手間)によっても高級になる場合もあります。

アンコウも肝が一番高くて身はその次、トゲが多い頭はさらに安くなります。

 

噂・風評被害でも値段が変わる。

悪いニュースや噂によって食べたくない!と風評被害が生じると相場が崩れて値段が下がる場合もあります。

ホントかどうか知りませんが、噂を聞かなければ、普通に食べていたのに・・・という事も結構ありそうです。

時代によっても大衆魚の定義は変わる?

ちょっと前まではサメやエイ等は煮凝りなどで食べられていたので、大衆魚と言ってよかったかもしれませんが、最近はあまり食べられていません。

美味しいのに・・・・。

今後の大衆魚??

大衆魚は「普段の食事で食べることができる魚」というイメージで考えておけば間違いありません。

沢山獲れなくてもリーズナブルであれば大衆魚と言えそうです。

高級魚、大衆魚の中に美味しい魚はたくさんあります!

好みがあるので、大衆が作り出す相場ではなく、あなた自身の舌で好きな魚を見つけて頂きたい!

そんな魚達でおススメなのは、ずばり人気がない・知られていない魚達。

「未利用魚・低利用魚」と呼ばれて、美味しいのに食べてもらえず安いお魚が沢山います。

これからはマイナーなこれらの魚が大衆魚になってくるのではないでしょうか??

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