ウナギの寝床 間口が狭くて奥行きが長い!
鰻の寝床の形
間口(家の入り口側の幅)が狭くて奥行きが長い建物や家、場所を指します。こんな感じです。
細長くて昔の家に多い理由は、間口が広い家は税金が高かったから間口を狭くした!というのが家を持つ側の考え。税金を決めた幕府としては間口を狭くさせる事で大通りに面する家を多くしたという面もあるようです。確かに間口を広くすると、にぎやかではなくなってしまいますね。
そのような理由で、入り口側の幅が狭くて奥行きが長い家があるのです。
そこに住んでいる人にとって、トカゲの寝床とか言われるよりは美味しいウナギに例えられる方が、気分が良さそう??
鰻が好きなウナギの寝床!
岩や砂の隙間に入り込むのが好きなウナギが好む形状のウナギの寝床。
水族館などで見かけるとこのようにジッとしています。
見ていると、呼吸をしている様子もわかります。
口を開けたり鼻から水が出る管のようなものが見えたり。
鰻の寝床に入らないウナギも。
全てのウナギが筒状の寝床に入るわけではありません。
ジャリの中に潜っている場合もあります。
このような隙間に潜り込むので、体が傷付かないようにヌルッとしているのです。アナゴもつかみにくいのは同じ理由です。
というわけで、岩の隙間に入るのが大好き。
石倉カゴという岩で組んだ隙間にウナギが住むこともあります。
まるでマンションのような状態になるので、平らな改定と比べてウナギも、他の生き物も沢山住みつくことにつながります。東京湾での調査の様子は・・・「こちら」!