魚介類が運ばれる状態 活魚、鮮魚、冷凍魚、加工品はどう違う?
魚が運ばれる形態
大きく分けて、活魚(かつぎょ)、鮮魚(せんぎょ)、冷凍魚(れいとうぎょ)、加工品(かこうひん)の4種類があります。
活魚
文字通り、活:いきのいい生きた魚です。
見られるのは漁港や市場などです。市場で買って持って帰るときは、頭を切ったりして暴れないように締めてくれます。鮮度がいいと身が硬くて料理人がおいしさを調整できるのでプロが好んだりしますが、売る場所に水ごと持ち運ぶなど手間がかかるので値段は高めです。
透明なイカが見られると、美味しさも倍増??
エビやカニは鮮度落ちが早いので活か冷凍、茹でて流通する事が多いです。
鮮魚
鮮度がいい、氷の上に並べられた状態が多く、よく見るのはこのタイプです。
数日以内に海から獲られた魚なので旬、季節、天候を感じられる品揃えが特徴です。
天然も養殖も活魚や鮮魚で運ばれます。
冷凍魚
冷凍された状態で、多くは一尾に近い形で内臓は抜かれたりしています。
少し手を加えないと食べられない状態の事を指すことが多いです。
※解凍されていると「解凍」と書かれて鮮魚コーナーに並ぶこともあります。
エビは95%が海外産なので、鮮度がよく見えるエビも実は冷凍されていたものがお店の中で解凍されている事が多いです。船の中や養殖場で凍ってそのまま届いているのでもちろん新鮮です。
深海性のアカザエビ(スキャンピー)。刺身だ!
加工品
鮮度落ちが早い魚は保存のために加工されることが多いのも特徴です。
干物、塩漬け、缶詰、冷凍等々、すぐに食べられたり、焼く程度の調理ですぐに食べられるのが特徴です。
お刺身にしたいなら、活魚か鮮魚か冷凍魚、お手軽に食べたいなら加工品。
人によって、どれが食べやすいかは違います。美味しそうなのはどれでしょう??