ウロコを飛ばしたくない。プロのようなすき引きにチャレンジ!

すき引きとは?

髪をすくように包丁を引きながら、薄皮と一緒にウロコを取る方法をすき引きと呼びます。

うまくできると楽しくなって・・・こんなことに。

アジのゼイゴはウロコです。ゼイゴをとるようにしながら、身を切らないようにして全体のウロコを落とします。

すき引きにおススメの魚

ウロコが細かいブリやヒラメや、固いウロコを持つハタ等に便利な方法です。

ウロコを飛ばしたくない場合や、大きめの魚、高価な魚でも使う方法です。

カツオは頭の近く硬いウロコを、すき引きに近い形で落とします。

タカノハダイのように全体的に丈夫なウロコが付いている種類も、鱗をガリガリとこすって取るよりも、すき引きの方が楽です。

好みや見た目もあるので、この魚はすき引き!などと決まっているわけではありません。

50cmのスズキ。3回のすき引きでウロコがほぼ取れました。

ウロコを飛ばしたくない場合にも。

すきびきのメリット

①ウロコの下の油分がシッカリ残る

②ウロコが飛び散らない(掃除が楽)

③排水口が詰まらない

④全体的に真っ白になり、見た目がよくなる(人による)

⑤食べやすくなる

⑥カッコいい上に楽しい

某水産会社の寮生活の時代に、料理長から「素人さんはガリガリやるけど、料理人はこんな風にやるよ」と教わりました。

ガリガリは楽ですが、排水口が詰まったり・・・・。

すき引きの方法

表面のぬめりを真水で落としてからまな板の上で行います。

魚のシッポの方から刺し身包丁で包丁全体を使いながらウロコ部分をそいでいきます。

美しい模様にテンションが上がり、楽しくなってしまいました。

お腹側の細かいウロコも同じように。

普通は一本ずつ取りますが、標本にできないか考えてしまったのでこんなことに。

※最初にヒレをハサミで切っておくと、ヒレ周辺が綺麗にすき引きできます。

裏側含めてこんな感じに。台所にウロコが飛びません。

この後ハサミで腹を切り、内臓を取って・・・・・頭を落とせばウロコの無い身がとれます。

すき引きは、プロっぽいけれど、見た目ほどは難しくありません。

失敗して身まで切ってしまうこともありますが、その悔しさがあなたの腕を上げます。

ぜひチャレンジしてみて下さい。

 

他にも簡単な魚のさばき方は「こちら」

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