ブリの口が変形している！奇形？食べられるの？

出前授業で購入したイカとブリを見た５年生から「ブリの顔が変！なんだか気持ち悪い！食べられるの？？」と言われました。

確かに・・・骨が見えてしまっている！

↓購入した養殖ブリ。口がスラッとしています。

同じ箱に入っていた下のもう一尾も口が外れているような・・・。

「なんだか気持ち悪い！食べられるの？？」という声も聞こえてきましたが、実はこれ、天然のブリが釣り針で釣られた証拠です。

口にかかった針を糸で引っ張ったので顎が外れてしまっていますが、網よりも手間がかかっている分、鮮度も良い釣りモノの証拠です。

見た目は痛そうで可哀そうかもしれないけれど、一尾ずつ釣って美味しく食べるための漁法で異常や奇形ではないのです。

カツオも一本釣りや引き縄によって口が引っ張られながら釣れた場合は口が外れている事もあり、巻き網で取られていない事が分かったりします。「こちら」

顎が外れているけれど、手間がかかって釣られた証拠でもあります。

「げ！キモい！」と思って、見ないふりをするのではなくて、その形の理由を考えると、美味しい魚に出会うチャンスが増えてくるのです。

なお、このブリは冷やしながら児童が触った後に、先生方がお刺身で頂きました。

このように、知っていれば何の不安もない、水産物の変形や異常は「こちら」から！