カツオの獲り方 漁法の違い 引き縄、一本釣り、巻き網
カツオの獲り方
カツオは一本釣りが有名ですが、目的によって取り方・漁法が変わります。
イイ状態にするために手間をかけると、その分値段が高くなる!等を考えてナニにするかで漁法が変わるのです。
引き縄
一尾ずつ釣って取り上げます。手間が一番かかるけれど、鮮度も身質もいいカツオが獲れます。
顎が外れているこの子は、引き縄で取られたカツオでした。
ですが、このように一尾ずつ捕まえていると、皆さんが普通にカツオを食べる事は・・・できないでしょう。
値段はもちろん、一尾ずつ丁寧に取ることで沢山取る事ができないので、皆さんの食卓まで行き渡らなくなるためです。
一本釣り (カツオ一本釣り)
返しの無いつり針で引っ掛けて、頭の上をポンポンカツオが飛び交います。
効率よく取れて鮮度もいいのでお刺身用が多いです。
落ちた時にクッションで身が割れないようにしながら、釣るのです。
巻き網
群れをぐるっと網で囲んで捕まえます。
効率よく取れるのでその分手間がかかりませんが、一本釣りで直ぐに冷やすのと比べると、暴れているうちに魚の身が熱くなったりして値段は安くなります。カツオブシやツナ缶用が多いです。
どの漁法が一番?
手間をかけただけ値段も高くなります。
おススメの獲り方は、食べたい方法によっても違います。引き縄で一匹ずつ捕まえたカツオを鰹節にすることもできますが、とても高くなるので、スペシャルな鰹節になって、みんなが買ってくれるわけにはいかないでしょう。
食料の確保という点からは、資源を保つ範囲で効率よく獲る巻き網も大事なのです。
何より、船がガソリンを使って漁に行ってあまりとれなかったら・・・・ガソリンが無駄に消費されてしまうという考え方もできます。
どの漁法も目的によっていい面があり、順位は決められません。
良い面、悪い面というよりも、漁法による「特徴」と考えてもいいかもしれませんね。
もっとカツオが知りたい方は「こちら」!漁法で値段も美味しさも違う??等がわかりますよ。