ツブガイなど巻貝の唾液腺に含まれるテトラミンって何?
テトラミンとは
巻貝の唾液腺に含まれる毒です。
包丁さえあれば簡単に取る事ができます「さばき方はこちら」。
どんな巻貝に含まれるの?
テトラミンは主にエゾバイ科の巻貝に含まれます。特にNeptunea(エゾボラ属)の巻き貝は全て注意が必要です。
トウダイツブ(エゾバイ属)はスルガバイだけ注意必要。
遠い種だけれどフジツガイ科のアヤボラ、テングニシ科のテングニシも注意。
情報源は「厚労省」です。
巻貝でよく呼ばれる、ツブ、灯台ツブ、青ツブ、バイガイは?
青ツブはエゾボラ属なので取り除く事。
トウダイツブはエゾバイ以外は大丈夫。
白バイ貝(エッチュウバイ)は大丈夫。
とはいえ、地域によって違う種類がマツブと呼ばれたり非常にわかりにくいので、種類がわからずテトラミンを含む種類か不安であれば、切り開いて取り除くのが安心です。
唾液腺を間違って食べた場合の症状は?
食後30-60分程度で激しい頭痛や船酔いのような状態となり、お酒に酔ったような感じとなるそうです。
数時間で回復し、死亡例はありませんが、取り除くのが安心です。
ツブ焼きで有名なアオツブ(ヒメエゾボラ)。食べても大丈夫?
青ツブはエゾボラ属で唾液腺を持ちますが、ツブ焼きは大丈夫です。
フタが付いているから何もしていないように見えますが、
ゆでて身をクルリと出して唾液腺を除去してから焼かれているためです。
安心して美味しく食べましょう!
もう一度・・・「さばき方はこちら!」。