ショウジョウバエを退治したい! 台所や虫かごから発生している?

ショウジョウバエやキノコバエなどの「コバエ」をやっつけたい!

気づいたら家の中に大量発生!根絶させたい!という話を聞くことがあります。

ショウジョウバエは、不快だけれども排泄物などには集まらないため食中毒の恐れはそこまでありません。キノコバエも同様。

ただ、お店で醤油の周りを飛んでいると、お刺し身を食べたい気持ちがしぼんでしまう事も。虫は極力見たくない!という人もいるでしょう。

というわけで、家やお店で困っている方に、どこから来るのか。発生原因と退治する方法を考えましょう!

食品への混入の可能性を考えて、薬をなるべく使わないように、自分の家にあるもので対応できる方法を紹介します。

種類をしっかり知ることが大事!

生き物を守る時も、退治するときも、種類によってそれぞれの生態を考えないと守ることもできません。ノコギリエイとノコギリザメは似ているけれど大きさも住む場所も全然違い、守るためにはどうすればいいか違いましたよね「こちら」

ということで、チョット嫌かもですが・・・家庭で多いコバエ、ショウジョウバエとキノコバエをしっかり判別しましょう。

↓ショウジョウバエは、果実系が好き

↓キノコバエはジメジメの土系が好き 会社の観葉植物の土から発生して、キャーッと叫ぶ方がいたり・・・。

他にも、もっとドロドロの水分が好きなチョウバエなどもいますが、我が家で発生していないので写真がありません。

 

まずはショウジョウバエで考え方を覚えてください。

ショウジョウバエはどこから来る?

どこにでもいるショウジョウバエ。最初は家の外から飛んできます。

防ぐ方法は、隙間を無くすことと、匂いを無くすことがポイントです。

隙間を無くすために全て壁で覆う事は現実的ではないので網戸が大事ですが、数ミリのショウジョウバエは網目サイズによっては網戸からも侵入してしまいます。

そのため、ショウジョウバエが好きな匂いを家から発さない事も大事です。

ショウジョウバエが増えるスピードとその数は?

家の外から飛んでくる数はそこまで多くありません。

家の中に多いのは家で大人になっているからなのです。

外から飛んできた親が一日100個ぐらい卵を産みます。

2-3か月生きるので、卵から親まで10日ぐらいなので、産み始めるとドンドン増えてしまいます。

速めに退治しましょう!でもどこで?どうやって??

ショウジョウバエが増える場所

ショウジョウバエの幼虫は柔らかくて水分が多いものが大好物。

特に果物や昆虫ゼリー等の水分が多い食品を食べます。

乾燥したものは食べないので、数が増えてきた場合は、三角コーナー等のジメッとした場所等を調べます。

発生源が分からなければ鼻を頼りに探しましょう。落ちて変色したミカンが見つかるかもしれません。

 

我が家では・・・15年発生していなかったショウジョウバエが、今年から発生するようになりました。

昆虫ゼリーが発酵して酸っぱい香り。山の中ならヨシ!だけど、家の中。

ゼリーの中で動く幼虫君を発見。

カブトムシやクワガタムシの虫かごに細かい網目のネットをかける事で、外から来る虫を防げますが、飼っている虫が見れなくなり意味がありません。

というわけで、ショウジョウバエが発生する度に退治の、イタチごっこの方法です。

ショウジョウバエの発生源。退治する方法

様々な方法があるので、各家庭に会った安全な方法を試してください。

毎日は面倒なので、10日で大人になる事を考えて、親になる前にリセットするために5日ごとに実施するのがポイントです。

①虫取り網

手でパチンもいいですが、網は取りやすく便利です。

網ごとギュッと潰して・・・あの世へ。

②洗剤を入れた水をスプレーに入れて、シュ!

場所を考える必要ありますが、100均のスプレーで霧吹き状にしてかければ、重みで飛べなくなります。台所での発生の他、お風呂場付近で発生するチョウバエ向きです。

ただし!「洗剤入り!」等とシッカリ書く事。植物に上げるスプレーだと思って旦那さんがニコニコ植物の手入れをしてしまうと・・・悲惨なことに。

植物が枯れる程度なら心の傷で済みますが、食品会社で薬品が混ざると大変なので、必ず表記するようにしています。

③焼却処分

燃えるゴミとして、発生源となっているゴミを捨てる作戦ですが、見た目が良くない上に収集者さんに迷惑かけるので、マナーとしてやっつけてからがおススメです。

捨てる直前まで袋を開けておいて、虫が集まったところで袋を閉じる方法は・・・家からはいなくなりますが、収集車で圧縮した時に野に放たれてあなたの家の発生源に戻ってくる可能性も。

④熱湯でやっつける

小さくて数が多くても、熱で死にます。

三角コーナーなど、触るのもいや!という場合はヤカンで熱湯をかけてしまいましょう。

⑤冷凍してやっつける

冷凍庫に入れても汚くないモノ、捨てるにはもったいない物は冷凍2-3日の刑で凍らせてやっつけるのもありです。

我が家の発生源である昆虫ゼリーは、ラップに包んで冷凍しましたが、その翌日にカブトムシが昇天。

今はカブトムシを冷凍庫で乾燥中(フリーズドライ)です。

⑥放置型トラップ

絶対数が多い場合は、トラップもおススメ。

誘因するエサは、果物の皮、お酒、お酢等です。

液体トラップには中世洗剤を少し混ぜておくことで溺れてくれます。定期的に蓋をして振ればOK。

ペットボトルを切るパターンもありますが、リサイクルしやすいのはこのままの形です。

ペットボトルを使わずに、三角コーナーに果物の皮を置いておき、熱湯をかける方法も放置系です。

⑦吸虫管(きゅうちゅうかん)

個人的におススメ。

右下から息を吸いながら左上のストローを虫に近づけて、ペットボトルの中に閉じ込めます。

口に虫が入らないようにティッシュでガード、ペットボトルの中に虫だけ残る形です。

本来は昆虫採集用です。不衛生なムシでないので、冷凍庫数時間で生きた虫はお陀仏にしてもいいでしょう。

 

上記の方法を組み合わせることで、2-3日でショウジョウバエたちがいなくなります。

その後は、発生源含めて整理整頓、掃除を心がけます。

三角コーナーを廃止して、都度捨てるのも手です。

キノコバエはどこから来る?退治方法は?

ショウジョウバエと違って、腐葉土や観葉植物の土から発生するキノコバエ。キノコと名前が付いているだけあってキノコが生えやすいジメジメした水分大目の土がお好みです。

ショウジョウバエの発生場所とは異なることがほとんどです。

防ぐ方法は、ショウジョウバエよりも難しめです。というのも、具体的な場所に集まりにくく、発生源の土は植物の根が生えていたり、捨てる前提でないため熱湯をかけるわけにもいかないため具体的な対策は冷凍ぐらいだからです。

①冷凍してやっつける

カブトムシ用の昆虫マットなどは、使用前や使用中に冷凍する事でキノコバエはやっつけられます。

注意点は、カブトムシ達は避難させる事、冷凍後に常温に戻してから使う事です。

②レンジでチン

熱湯を使えない場合、熱をかける方法です。

ただ、レンジの用途と異なるためおススメはできません。

チョウバエはどこから来る?退治方法は?

チョウバエは幼虫時代にスカムと呼ばれるドロドロのスライムのような場所から発生します。

洗濯機の排水口や、流れが遅い水が溜まったドブ、公園のトイレや水飲み場などが多いでしょうか。

幼虫は熱には弱いのでスカムがあったらヤカンの熱湯でやっつけて洗い流すのがおススメですが、熱で周囲を破壊する場合は注意が必要。洗剤をチョット撒いて溺れさせたりも手です。

成虫は羽が大きめで少し目立ちます。

アルコールの入ったスプレーをシュッとかけると鱗粉含めて壁にへばりつき死ぬので、工場などでは、手消毒用のアルコールがある手洗い場などでは、火事などに気を付けて絶対数を減らせます。

おまけ:蚊はどこからくる?退治方法は?

蚊の幼虫、ボウフラは水の中で成長します。

定期的にお尻から呼吸をします。

家の中ではまず発生しませんが、庭などの水たまりは要注意。バケツは裏返しておく、タイヤに溜まっていないかをチェックです。

保育園園庭のビニールシートに溜まった水を2週間に一度の頻度で捨てたところ、園児の蚊刺さされ跡が減ったと自負しています。

刺されてから薬を塗るよりも、発生源を断つのが重要なのです。

食べ物を作る工場で、虫が発生しないように工夫をしているの?

家より広く、運ばれるものが多い工場や市場でも、同じような考え方で虫を防いでいます。

掃除をしっかりして虫が発生しないようにしたり工夫されている他、家庭と大きく違うのは、エアカーテンと言って風がビューっと吹いてカーテンのようになり虫が工場に入らないように工夫されている事です。

山の中のコンビニで、扉の近くで扇風機が動いているのは虫がお店に入らないためだったりしますね。

 

 

このように、チョットした知識でバッチリ虫を退治できます。

魚のさばき方も一緒。キレイになった台所で、お手軽な方法でさばいてくださいね!「こちら」

魚の内臓たちは冷凍庫で保管すれば、虫は絶対に発生せず、匂いもしません。

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