生食できる貝の種類と貝の部位 お刺し身で食べたい!

生食(お刺し身で食べられる!)貝

カキ、ホタテ、ホッキガイ・・・・色々ありますが、アサリ等は生食を聞いたことがありません。

ウイルスや菌による食中毒関連で食べない種類や部位がある他、手間の関係で大きさも食べるかどうかが決まる要素で、生食できる・する貝は、ある程度種類が決まっています。

でも、実はアサリも部位によってはお腹を壊さずに生食できたり(厳密にはアイノリナーゼ:ビタミンB1を壊してしまうので加熱推奨ですが・・・)します。

では、どのように考えればいいのか??が気になりますね。

生食(お刺し身で食べられる!)で注意すべき場所

貝の食中毒で特に注意すべきが中腸線に溜まることがあるノロウイルスです。

ただ、カキのようにノロウイルスがほとんどいない海域で育てたり、紫外線で殺菌した海水の中で中腸線に溜まったウイルスを浄化してしまう方法であれば生食可能です。詳しくは「こちら」

※原料として問題が無くても、提供するタイミングで汚染してしまう場合もあります。

ノロウイルスはケーキでの食中毒例もあるので、手をしっかり洗う事もお忘れなく。

可食部

中腸線を食べなければ大丈夫!と考えると、筋肉部分を中心に、発達している可食部などが食べられそうとわかってきますね。ホタテの場合は、筋肉部分である貝柱、ヒモが生食されます。

海水の中にもバイキンがいるので、表面を真水で洗ってから食べる事もお忘れなく。

↑発達した貝柱がお刺し身に!

↑ヒモは貝殻を作る外套膜。黒い点々は光を感じる目の役目です。

茶色い部分はエラです(ヒモの食べ方は「こちら」)。

タイラギ(平貝)も貝柱を食べます。ヒモも美味しいです。

ホッキガイやトリガイ等は斧足(ふそく)部分が生食(軽く茹でる場合も)されます。

↑ビヨンと伸びて、移動(逃げる)にもつかわれる斧足。

これらの貝にも貝柱もありますが、とても小さいのでトリガイたちの貝柱は生食用としてはあまり食べられません。ただ、アオヤギの貝柱は小柱等として生食する場合もあります。手間をかけられるか、という事ですね。

生食できない部位でも、加熱すれば食べられる場合は、佃煮!等になります。

 

私は・・・潮干狩りの時にスコップでアオヤギを潰してしまった場合等、ヒモと斧足を千切って海の水でチャチャっと洗って食べてしまったりします。

おすすめしていいかは別問題ですが、持ち帰るまでに死んでしまうのでもったいないし、お腹を壊さない部分なので、まぁ大丈夫かなと。

 

開いた貝は食べてはいけない??は「こちら」へ。

砂抜きも裏ワザがあります「こちら」

しっかり知ることで、安全に楽しめるのが水産知識です。

なるほど!と考えながら水産物に詳しくなってくださいね。

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