海の巨大モンスター ゲットだぜ。 メカジキを召喚! 実物大の「メカジキ」を学校に呼ぼう!

巨大モンスター(約3.5m!)メカジキを学校に!

カジキは、かなり大きい!これが車と同じスピードで泳いで来たら・・・・。

深い広い海の生き物を目の前に貼りだせば、いつも食べているカジキのアジも変わるかも!という事で、よい子のみんなは学校の先生におねだりしてください。

その時、学校では遊びや楽しい事が目的だと許可が下りない事もあります。

「言い訳」、ではなく、「説明」が大事です。何しろその先生が「校長先生」を説得しなくてはいけないのですから(実は、校長先生にお願いするのが一番の近道です)。

「自分たちが普段食べている食べ物の本当の姿を知りたい!」

「総合学習(そうごうがくしゅう)の食育(しょくいく)として、国産(こくさん)の魚について勉強したいです!」

「小学校5年生の社会、漁業の延縄漁(ハエナワリョウ)の勉強をしたい!」等と理由をつけて説明して、断られないように戦略をたてましょう。

学習目的のヨイコの自発的な意見を、ダメ!という先生は、日本中どこを探してもいません。

他の学年と一緒に、メカジキの周りに絵を描いて共同作業にするなど、作戦をいろいろ考えて、どうやったら先生を討伐、いや、説得できるか考えてみてください。

討伐された学校の先生へ

学校のA0印刷機で、下のデータをクリックして5枚印刷してください。

     それぞれをクリックしてください。

みんなで協力して重ねると・・・約3.5m、体重300Kgの巨大モンスターが完成します。

おさかなぬりえを印刷して鯛やカニを貼ってもいいですね。おさかなぬりえは「こちら」

くじらのシッポ実物大は「こちら」から。

 

廊下や教室に貼って、絵を見ながら給食で食べれば、こんな大きい魚の一部を食べているのだと感動してくれること間違いなしです。

完成後はずっと飾ってもいいですヨネ!

※教育用途のみの使用に限ります。つまり、教育用途であれば、ぬりえも自由に使ってOKです。

・・・こんな風に実施しました!と教えて頂けると嬉しくて他の資料を作る原動力になります。

カジキとは?

カジキマグロ!と呼ばれることがありますが・・・

ちょっと待ってください!カジキはマグロではありません。

大物(オオモノ)として市場では同じ場所で売られていたり、イメージが近いので混同されることが多いけれど、カジキはカジキ、マグロはマグロで別の種類です。

嘴(クチバシ・フン)が硬く長く、舵木(船の梶をとる木)を突きさすほど早く泳ぐため名前が付いたのが名前の由来と言われています。

そんな馬鹿な!と思う方は、観音崎自然博物館にある証拠をご覧あれ。

木造の船を突き刺してしまった・・・・。

ふ~~。ヒトじゃなくてよかった!

・・・・でもこの船はマグロ漁船だったので、こんなパワーのある魚を捕まえようとしたのですね。

ちょっと怖いかもしれませんが、今もそんな大変なお仕事を漁師さんが頑張ってくれています。カッコイイ!

そんなことを考えながら、皆さんの手元に届いたカジキ、残さず食べて下さいね!

魚の中で一番速く泳ぐ魚はカジキ!

一番速い魚は・・・カジキで、時速100kmぐらい。自動車と同じぐらい速い!と覚えてください。

そんな速く泳ぎ、海面から飛び出して魚を食べる事もあるので、嘴は危険なので、釣れると最初に切ってしまいます。

カジキの種類

マカジキ      青い線が綺麗。

メカジキ      目が大きい。

バショウカジキ   芭蕉(バショウ:バナナの仲間)の葉っぱのようなヒレが特徴です。

カジキの獲り方

棒突き漁で獲る事もありますが、多くは大物のマグロなどが釣れる延縄漁(はえなわりょう)で獲る事が多いです。

「さめぬりえ・まぐろぬりえ」より。教育用は印刷自由ですので、「こちら」からどうぞ。

廊下にカジキを貼って、給食でカジキを食べるから・・・全校生徒分のぬりえを送って!というお願いがあれば、送れる場合もあります。「こちら」から相談してください。

↓横浜の小学校にぬりえを1,000冊送りました。

「カジキの照り焼きキノコソース」を食べたそうです!オイシソウ!

ナガーイ嘴(くちばし・ふん)は何のために使うの?

メカジキのクチバシは剣のようなので、ソード(剣)フィッシュ(魚)と呼ばれることもあります。

敵から身を守るために嘴を見せつけて脅すように見えますが・・・カジキは魚で一番速いので、脅すよりも逃げるほうが賢いです。怪我をしないように危険には近寄らないのが一番。

ということで、嘴は獲物を捕るために使います。

ただし、突き刺してしまうと、ずっと口の中に入りません。目の前にニンジンがぶら下がった馬!状態になってしまうので・・・・魚を叩いて弱らせて食べるときに使います。

魚の群れに突っ込んで嘴で叩いて弱った魚をパクっと食べる。これが一番効率がよいみたいです。

よく見ると、マカジキの嘴の表面はザラザラしていて叩くと魚が弱りそうです。

似た戦略として、オナガザメは、口ではなくてシッポで同じように魚の群れを叩いて弱った魚を食べるなど、場所は違っても効率がいい食べ方はあるのです。

ヒスタミンが怖い?

食中毒のヒスタミンが怖い!と言われることが多いですが、氷も少なかった昔の話。

今の技術は進んでいて、船の上で凍らせたカジキを、ほぼ凍ったままで加工屋さんが切り身にしていたりするので心配しすぎないでください。詳しくは「こちら!」

何よりも、カジキなどの魚の赤身には子どもにとっての必須アミノ酸、ヒスチジンが含まれます

怖がりすぎず、いい面も見ながら、食材を選んでいただければ。

 

というわけで、口の中を魚のおいしさにするだけでなく、脳みその中も海を泳いでる気持ちで給食でカジキを食べてくださいね!

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