水産業って何?

カーボンあれこれ。 ブルーカーボン、グリーンカーボン

地球温暖化を防ぐ

諸説ありますが、人の活動によって二酸化炭素が多く排出されると、二酸化炭素が地球全体をくるんでビニールハウスのようになり、全体的に暖かくなって地球温暖化が進んでしまいます。

ここでキーワードとして二酸化炭素、「炭素」という言葉が出てきます。

カーボン(炭素)とは

身近な炭素といえば・・・鉛筆の芯、石炭、ダイヤモンドでしょうか??

カーボン=carbon=炭素(元素記号では「Cです。

人の活動の中では二酸化炭素「CO2」の形で炭素「C」が排出されることが多いです。

逆に植物は光合成で炭素を吸収して自分の体に蓄えて酸素を出します。

この二つの「排出」と「吸収」の動きを工夫して、地球温暖を何とかできないか・・・世界中が色々考えているところです。

人間の場合は体を構成する2割弱が炭素です。木だけではなくて生き物全般に炭素は含まれます。

カーボンオフセットとは

「埋め合わせ」をするという意味です。何かを作るときに二酸化炭素を排出したので、他の事で炭素を吸収しよう!

例えば車を作るときに電気を使ったのでその電気を作るときに排出した分を植林で埋め合わせしよう、というものです。

もちろん、埋め合わせをするから好きなだけ炭素を排出しよう!ではなく、なるべく排出しないようにしたうえで・・・と言う事が大事です。

カーボンニュートラルとは

「増えも減りもしない:中立」という意味で、炭素の排出が実質ゼロという事です。

何かを作ったときに排出された炭素(二酸化炭素)と、吸収した炭素が同じぐらい、という形です。

例えば木を燃やした場合、二酸化炭素がでますが、植林をして木が育つとその時に炭素を吸収します。木全体で考えると実質、炭素は増えも減りもしていなくて実質排出ゼロという考え方です。

割りばしやバイオマス燃料等は、燃やすと空気中に出ていきますが、同じ分を植える事で吸収する量とイコールとなり中立になります。

これは限りない資源である太陽光を受けて植物がエネルギーを作り出すことができる仕組みがあるからできる事です。

なお、恐竜時代からの気が遠くなるほどの時間をかけないと石油系燃料はできません。そのため、これを使うことはカーボンニュートラルとは呼びません。

グリーンカーボンとブルーカーボン

両方とも陸や海の生物が「炭素を吸収」する仕組みを指します。

吸収してもその生物が分解される際にはまた自然界に炭素が戻ります。

ただ、森林でも海でも、砂に埋まるなどで一定の割合は土の中に固定される場合も多いのです。

グリーンカーボン

グリーンカーボンは陸上にある草や木が光合成で体に吸収(蓄えた)した炭素をさし、木や草などです。

ブルーカーボン

ブルーカーボンは海の海洋生態系に取り込まれた炭素の事です(詳しくは「こちら」も!)。

陸上では空中に浮いている植物はありませんが、海の中では植物プランクトンが沢山いるので「海洋生態系に取り込まれた炭素」という表現になります。

ブルーカーボンでイメージしやすいのは、植物プランクトン、海藻、マングローブ林等です。

海藻も森林同様海底に溜まり、分解されずに炭素を固定する事になります。アマモの場合は4割ぐらいが堆積して溜まることが分かっています(詳しくは「こちら」)。

アマモは東京湾はもちろん、沖縄などではジュゴンのエサになったりしますし重要なブルーカーボンですアマモは甘い?等は「こちら」

藻類は樹木よりも「CO2」を吸収する効率が高く、同じ面積の比較では約10倍程度と言われています。

他にも、貝殻は炭酸カルシウム「CaCO3」なので貝も炭素を固定している事になります。

魚介類を持続的に食べて、カーボンニュートラル??

ブルーカーボンは、海草やマングローブなどの生態系に取り込まれた炭素の事です。

人が食べる時点で生態系外となるのでブルーカーボンとは呼べませんが、炭素「C」の動きを考えると、太陽の光で自然に増えたワカメなどの海藻を増えた分食べる事は、炭素の動きで考えると、割りばしを使うのと近い形だとわかります。つまりは、魚介類を増えた分だけ食べ続ける事は・・カーボンニュートラルです。もちろん食べつくすのはダメですよ。

魚が育つためには、植物プランクトン→動物プランクトン→小さな魚→大きな魚の順に食べるー食べられるの食物連鎖が生じています。

ということは・・・海藻や魚を上手に減らないように食べ続ける事が・・・温暖化を防ぐことにつながる!と言えます。

貝にも炭素が含まれる!

アサリなどの貝殻は炭酸カルシウム(CaCO3)で炭素を含みます。

死んでしまってから石のように硬い貝殻は長い時間をかけて砂になっていきます。

長い時間をかける事がポイントで、クッションになることで、急激な気候の変化などが生じにくくなります。

貝殻はどうすればいい?

北海道、青森県で年間50-60万トン生産されているホタテ。工場でお刺身用の貝柱を取った後の貝殻がまとまって出てきます。

貝殻はチョークにするなど有効活用されていますが、余ってしまってもったいないので、コンクリートに混ぜる等の研究も進んでいます「こちら」。

人や魚に影響がなければ、海底に落とすことで生き物のすみかになるかもしれませんね。この場合は、時間と共に細かく分解されていくので、カーボンニュートラルですね。

 

どこかに埋めてしまえばその分自然界から炭素が無くなり分解されないのでカーボンオフセット??

美味しく食べて無理なく炭素も取り除けるような、そんな夢のような方法があればいいのですが・・。

 

炭素「C」から考えていくと、魚介類をこれからもずっと食べ続ける事が、カーボンニュートラルにつながり、地球にやさしい事につながりそうだと、感じられるのではないでしょうか?

獲る側も魚が減らないように、上手に魚介類を取っていきます。

皆さんも無駄にせずに上手に食べてくださいね。

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